防犯カメラのお悩みを解決
駐車場は車両へのイタズラや車上荒らし、車同士の接触などさまざまな犯罪やトラブルが発生しやすい場所です。
しかも、24時間警備員を配置するのは困難です。駐車場こそ防犯カメラが役に立ちます。駐車場におススメの防犯カメラと設置のコツをご紹介します。
まずは駐車場で起こる犯罪やトラブルの内容を見てみましょう。
駐車場では犯罪だけでなく、過失による事故やトラブルも多くあります。
車上荒らし | 車内のバッグや荷物、カーナビ、バッテリーなどを盗む犯罪 |
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車両へのイタズラ | タイヤにクギを刺して故意にパンクさせる、故意に傷をつけたる、落書きをするといったイタズラ行為 |
自動車の盗難 | 自動車そのものを盗んでしまう犯罪 |
接触事故 | 自動車同士の接触事故 |
当て逃げ | 他人の車にぶつかり傷をつけて、そのまま逃亡する |
人身事故 | 自動車対人の事故 |
精算機荒し | コインパーキングの精算機を壊し、中のお金を盗む |
駐車場での犯行、特にカーナビやバッテリーの盗難や車上荒らしなどは犯行終了まで5分ほどで完了すると言われています。
異変に気づかないうちに犯行が行われ、気づいたときには犯人は逃亡しているというケースが多いのだとか。警備会社と契約していても、警備員がかけつけたときには犯人は逃走していることがほとんどです。
最近はイモビライザーという防犯システムを採用している車が増えています。しかし、犯人はイモビライザーを無効化する機器を使うなど、犯罪の手口が巧妙化しています。
さらに、盗難に成功した犯人たちは味を占めているため、再犯率が高まるという悪循環になっています。つまり、「ここの駐車場は警備が手薄だ」「犯行がバレない」と思うと、また何度もやってきて犯行が繰り返されるのです。
次の被害を防ぐためにも防犯カメラでしっかり対策をしておきましょう。
駐車場の盗難防止には、防犯カメラは欠かせません。しかし、どんなカメラを設置するのかが重要です
駐車場に設置するなら、次の条件を満たす防犯カメラを選ぶようにしましょう。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
駐車場の防犯カメラは業務用でも個人の住宅でも、24時間ずっと撮影するのが基本です。駐車場での犯罪は夜間だけでなく昼間もありますし、車両同士の接触事故や当て逃げも頻発します。
個人の住宅の場合は昼間留守にしている時間帯に駐車場から不審者が侵入する可能性もあります。
そのため、電池式などの簡易な防犯カメラでは電池切れで撮影できないことがあるので避ける方がいいでしょう。
防犯カメラを設置していても、撮影した画像がぼやけていて犯人の顔や特徴がまったくわからない……ということでは困ります。当て逃げの際には車両ナンバーがわかると逃走車両の持ち主特定に役立ちます。
最近の防犯カメラは画質がかなり向上しています。新しく設置する場合は画素数が200万画素以上のものを選ぶと画像が鮮明なので安心できます。
また、画素数が多いカメラは画像を拡大しても細かい部分まできれいという特徴があり、証拠や犯人確認に使えます。
自動車泥棒(車両の盗難)の60%は夜間の犯行だそうです。防犯カメラを設置するなら、夜間でも撮影が可能な赤外線カメラがおススメです。
赤外線カメラは赤外線LEDが搭載されていて、暗くなると赤外線を照射して明るくして撮影できます。
店舗や事務所、工場、倉庫、有料パーキングなどは広い場所に何台もの車が駐車します。そういった場所では広範囲に撮影ができる広角カメラを設置するといいでしょう。
状況にもよりますが、広角カメラを設置すれば少ない台数で駐車場全体を撮影することができます。
日光の向きによっては逆光で何が映っているのかわからないということがあります。特に日差しをさえぎるものがない駐車場の場合は、逆光補正機能付きのカメラがおススメです。
上記の条件を設置場所や目的に合わせて選んでください。
なお、画素数が高く、かつ赤外線カメラで逆光補正機能付きといった複数の機能を兼ね備えた防犯カメラもあるので上手に活用してみましょう。
防犯カメラだけでは犯罪防止や証拠を残すのに不充分です。防犯カメラと一緒に設置するといいグッズをご紹介します。
防犯カメラと一緒に下記のものを設置すると、より犯罪抑止力や安心感が高まります。
赤外線センサーが人を感知すると警報ベルが鳴るシステムです。動物には反応しないので、むやみにベルが鳴るということはありません。
遠隔地で防犯カメラを監視中に不審者を発見した場合にスピーカーで呼びかけを行うものです。あらかじめ録音しておいた音声を人感センサーに反応したときにスピーカーから流すという方法もあります。
スピーカーから人の声が聞こえることで、犯人は驚いて逃走します。
人感センサーが不審者を感知したら、強力なライトが点灯して不審者を照らします。
駐車場から離れた場所で防犯カメラの画像を確認できるシステムです。複数の駐車場を管理する場合や駐車場に警備員を配置できない場合に便利です。
スピーカーを設置しておけば、不審者を発見したときに遠隔地からスピーカーで呼びかけることができます。
駐車場の出入り口などに設置し、車両が出入りするときに点灯するものです。回転灯が点灯することで、歩行者や他の車両に車が来ることを知らせて注意を促すことができるため事故防止につながります。
防犯カメラが作動していることをステッカーでアピールするだけでも、犯罪抑止力が高まると言われています。防犯カメラを設置したら、ステッカーも貼付するようにしましょう。
駐車場内の犯罪は巧妙化し、かつ大胆な犯行が増えています。
車内のカーナビやバッグの盗難といったものだけでなく、トラックを盗まれたという事例も見られます。
また、堂々と駐車場にトラックを横付けして倉庫内の荷物や商品を盗むという犯罪も増加しています。
防犯カメラの設置はもちろん重要ですが、不審者の侵入と同時に警備員が駆け付けるシステムがあるとより安心です。
警備保障会社のサービスをうまく活用して、犯罪を未然に防ぐようにするといいでしょう。
駐車場で防犯カメラを設置するケースが増えています。しかし、それでも犯罪はなくなりません。むしろ手口が巧妙化し、予想もしない犯罪が起こっています。
また、車両同士の事故や人を巻き込む事故もあり、画像で状況を記録することは大きな意味があります。
駐車場に設置する防犯カメラは、画像が鮮明なこと(200万画素以上)、暗所撮影が可能な赤外線カメラを採用すること、広い場所を撮影したい場合は広角カメラを選ぶことがポイントです。
さらにスピーカーや警報ベル、パワーライトなどで犯人を驚かせて撃退する方法もあります。
一度犯行に成功すると何度も同じ場所で繰り返す傾向があるため、被害に遭った場合はより有効な方法を採用するようにしましょう。