防犯カメラのお悩みを解決

防犯カメラの設置はどこがいい?最適な場所はこう決める!

防犯カメラの設置はどこがいい?最適な場所はこう決める!

防犯カメラは目的によって設置すべき場所が異なります。一度取り付けたら、そう簡単には取り外せないだけに、設置前によく考えて場所を決めるようにしましょう。

防犯カメラの設置場所は目的別に考える

ひと口に防犯カメラと言っても、その目的は多岐にわたります。

防犯カメラ設置の目的

一般家庭(個人向け)の防犯カメラは、主に下記の目的のために設置します。

不審者の確認 「最近留守中に誰かが敷地内に入っているようだ」「ものが無くなっている」「畑が荒らされた」「〇〇を壊された」「落書き」など、不審者の影が感じられる場合にそれを確認するため
不審者の証拠をとらえる 明らかな犯罪行為があった場合に、証拠を残すため
犯罪の防止 防犯カメラを設置しているだけでも犯罪抑止力があります。犯罪を未然に防ぐために設置します
家族やペットの見守り 子どもだけで留守番をさせるときや離れて暮らす親の様子を見守るとき、また留守中のペットの様子を確認する目的などで屋内に設置します

業務用の防犯カメラの設置目的

業務用(店舗や事務所、倉庫、マンションなど)の場合は、もっと目的は広くなります。

万引き防止 万引き犯人の確認と証拠のために設置したところ、実際に検挙につながった例が多くあります。また、万引きの発生件数が減少したという報告も多くあります
マンション入居者の管理 入居者のゴミ出しのマナーが悪い場合や自転車の放置などを防ぐために設置。もちろん不審者やいたずらの確認などのためにも利用されます
従業員の物品持ち出し防止 従業員が社内のモノを勝手に持ち帰るケースが多い場合に設置。未然に防ぐ効果があります
レジのお金のごまかし コンビニなどで従業員がレジのおかねをこっそり抜き出したり、つり銭をごまかしたりして店の被害が出た場合に活用されます

このように法人でも、犯罪防止をはじめ多くの目的のために活用されています。

防犯カメラの設置場所は目的を果たせる場所であることが重要!

当然のことですが、防犯カメラを設置するのはその目的をきちんと果たせる場所であることが重要です。

防犯カメラの設置場所を決める際の注意点

防犯カメラの設置場所を決める際には、次の点に注意しましょう。

  • 目的に合った撮影範囲が確保できるかどうか
  • 死角がないか
  • 夜間や暗闇の撮影に対応可能かどうか
  • 風雨や雪、気温の影響を考慮
  • 防犯カメラを無効化できない場所であること

なお、これらは防犯カメラの機種選びにも関係することです。目的を果たせる機種を選ぶようにしましょう。

目的に合った撮影範囲が確保できるかどうかを確認

例えば「ベランダの洗濯物がよく盗まれる」という場合、ベランダ全体がはっきり撮影できることが条件になります。

一方、「コンビニのレジのお金が合わない」という場合は、レジ周辺や従業員の手元がはっきりわかる位置にカメラを設置しなければなりません。

このように「どの部分を中心に撮影したいのか」をよく考えて、防犯カメラを設置しましょう。

最近は360度全方位カメラなどが販売されています。ただ、あまり広い範囲を撮影しようとすると、顔がはっきりわからないといった問題が発生します。場所だけでなく防犯カメラの機能や性能も考慮することが大切です。

死角がないか注意

せっかく防犯カメラを設置しても、柱が邪魔になって肝心の不審者がはっきり映らないということでは本来の目的を果たすことはできません。

防犯カメラを設置する場合は、柱や植木など撮影を邪魔するものがないかどうか、また、角度によって死角が出来ないかどうかをよく確かめましょう。

どうしても死角ができる場合や広い場所を撮影する場合は複数の防犯カメラを設置します。

夜間や暗闇などの暗さのチェック

「不審者はどうも夜間にやって現れるようだ」とか「昼間でも暗い倉庫内でモノが無くなっている」といった場合に、暗闇でも撮影可能なカメラが必要です。

また、玄関に灯りがあるという場合などは灯りを有効に活用できる場所を考えるのもいい方法です。

環境の影響に注意

特に屋外に防犯カメラを設置する場合は、雨や強風、雪などの影響を受ける場合があります。それでも「撮影にはその場所が最適」というときは、防水タイプの防犯カメラにする、配線に防水対策を施すなどの工夫が必要になります。

また強い風を受ける場所に設置する際には、しっかりと固定して落ちないように工夫しましょう。

防犯カメラを無効化されないこと

犯罪を犯す人というのは、防犯対策についての知識を持っているケースが多いため、「ここに防犯カメラがある」という確認は当然していると考えられます。
そこで犯行の前に防犯カメラのレンズ部分にシールなどを貼ったり、カメラを壊したりして撮影ができないように無効化されることがあります。
防犯カメラの設置はそれだけで犯罪の抑止力はありますが、簡単に無効化されることのないように注意しましょう。

対策としては手が届かないような高い場所に設置する(距離があっても撮影可能なカメラを選ぶこと)、目立たない場所に設置して隠し撮りをするなどの方法がおススメです。

防犯カメラで犯罪を防ぐには設置場所+α(アルファ)の作戦が有効

防犯カメラは不審者の様子を撮影し録画することで、犯人の特定につながります。証拠としても有力なものになりますが、それだけでは犯罪を防ぐことができません。

犯罪を未然に防ぐための対策

防犯カメラに犯罪行為を撮影すること自体は、犯人検挙のために有効です。しかし、それは犯罪が起こってしまった後の話です。

どうせなら犯罪を未然に防ぐことも考えましょう。

防犯カメラ作動中のステッカーを貼る

「防犯カメラ作動中」や「〇〇警備保障」などのステッカーが貼ってあると、それだけで「見張られている」という心理が発生し、犯罪を抑える効果が期待できます。

もし防犯カメラそのものが目につきにくい場所に設置していたとしても、「どこかで見られている」と思うと犯行に走る気持ちが削がれます。

もちろんそれだけで完全に犯罪を防ぐことはできませんが、例えば泥棒に入ろうと考える場合、防犯カメラ作動中の家よりも無防備な家の方が盗みやすいと考えるのではないでしょうか。

せっかく防犯カメラを設置するなら、目につきやすい場所にステッカーを貼ることをおススメします。

犯人を撃退するための対策

犯罪を未然に防ぐ方法としては、犯人を撃退する対策も有効です。

人感センサーライトで照らす

夜間などに人が通ると自動で点灯するライトがあります。「人感センサーライト」と呼ばれるもので、暗闇の中で急にライトが自分を照らすと人はビクッとして動きが止まってしまいます。

また、その灯りで「住人に見つかる!」と感じた犯人は何もせずにあわてて逃げだしてしまいます。人感センサーライトは犯罪防止に有効な方法です。

人感センサーライトの設置は簡単!

本格的な防犯カメラは電源の確保や屋内との配線工事などが必要ですが、人感センサーライトは電池やソーラーで充電するタイプが多いため電源の確保は不要です。

設置もガレージやベランダにカンタンに設置できます。防犯カメラの設置とともに人感センサーライトも設置すると、より犯罪防止に役立つでしょう。

防犯カメラの場所について~まとめ

防犯カメラはその目的によって設置すべき場所が異なります。広い駐車場の様子を撮影したい場合は撮影の邪魔になるものがない場所を選びましょう。一方、レジなどスポット的に撮影したい場合は、より鮮明に撮影できる場所を選ぶことが大切です。

屋外に設置する場合は、落下しない場所、雨風や気温などの気候の影響を受けにくい場所を選ぶことも重要です。

また、犯罪防止のためならば防犯カメラの設置だけでなく、防犯カメラ作動中のステッカー貼付や人感センサーライトの設置なども有効です。最大限の効果を発揮できるように考えてみましょう。