防犯カメラのお悩みを解決
留守宅の様子がどうなっているのか心配……という方が多いのではないでしょうか。
そんなときに仕事先や外出先からでも防犯カメラの画像を確認する「遠隔操作」が可能です。
まず防犯カメラの遠隔操作とは、どんなことができるのか見てみましょう。
防犯カメラの遠隔操作とは次のような操作のことを指します。
このように防犯カメラの画像を確認するだけでなく、プラスα(アルファ)の機能があるのです。
防犯カメラの画像を無線でレコーダーに送信する「無線タイプの防犯カメラ」は作動できる距離が「電波が届く範囲」に限られています。
しかし、遠隔操作を行う場合はwifiなどインターネットを使って操作を行うため、距離に関係なく作動が可能です。Wifiやルーターなどが使える場所に防犯カメラを設置し、操作や画像の確認はスマホやパソコンで行います。
稼働には専用のアプリをインストールする必要がありますが、設置も操作も簡単で、価格も安いものが販売されているので手軽に利用できます。
防犯カメラは警備員がずっとモニターを監視し、犯罪被害に遭ったときに警察に画像を提出するものと思っていませんか?
実はもっと幅広い場面で利用できるんですよ。
防犯カメラの遠隔操作は業務用でも、一般家庭でも幅広い用途で利用できます。特にマイクやスピーカーが付いている防犯カメラを使うと、さまざまな用途に使えます。
特に最近はどこの企業・団体でも人材不足が続き、個々の現場に監督者を配置できない、見回りの人員が確保できないといった問題が深刻化しています。
そんなときに防犯カメラを遠隔操作することで、少人数の管理体制でもきめ細かな監視ができます。
一般家庭では防犯目的だけでなく、下記のように家族の見守り対策としても利用できます。
このように多くの場面で遠隔地から防犯カメラを見ることができます。
遠隔操作ができる防犯カメラには、さまざまな機能が付いています。
防犯カメラにマイクとスピーカーが付いている機種なら、自分の声(または相手の声)をマイクで先方に伝え、スピーカーで声を聞くことができます。
双方向の会話が可能になるので、離れた場所でも指示を出したり、相談を受けたりが可能です。
無人の駐車場や工場などに防犯カメラを設置し、不審者が現れたらマイクで「何かご用ですか?」「そこで何をしているの?」と話しかけるだけでも、相手はビクッとして退散してしまいます。
誰もいないと思って犯行に及ぼうとしていたところに声をかけられることで、気味の悪さを感じることでしょう。
「ここは怖い」「常に監視されている」と思わせるだけでも防犯効果があります。
工事現場や工場内の作業の様子を、離れた場所で監視できます。さらに作業が滞ったり、さぼっている人がいたりしたら、「何か問題があるのか?」「どうして作業が止まっているの?」「今日の目標数字まではできそうか?」などと話しかけることができます。
現場でも問題があれば場面を見せながら状況を説明できます。また、常に上司が見ているということで、現場に緊張感が生まれます。
留守番をしている子どもの声を聞いたり、話しかけたりができます。高齢の親にも声を聞かせてあげると安心されるでしょう。
また、緊急時にも相手から様子を聞くことで、適切な対処ができます。
照明がある屋内で撮影する場合は鮮明な画像が撮れますが、屋外で夜間の撮影や倉庫内など暗所での撮影は、通常のカメラでは真っ暗で何が映っているのかわかりません。
そんな場合は赤外線LEDライト搭載の防犯カメラを選ぶようにしましょう。不審者を照らし出すことなく鮮明な画像を撮ることができます。
軒下やベランダ、駐車場など屋外に防犯カメラを設置する場合は、防塵・防水機能が必須です。
防塵・防水性能はIP等級で示されます。防犯カメラのような精密機器を屋外に設置する場合は、IP66を目安に選ぶといいでしょう。
防犯カメラはいつも定位置に固定して撮影するため、日差しの向きによっては逆光で画像がはっきり見えないことがあります。
せっかく撮影しても、何が映っているのかわからない…ということでは困りますね。
そんな場合は「逆光補正機能」付きの防犯カメラがおススメです。たとえ逆光で撮影しても、画像がわかるように調整できる機能があると助かりますよ。
「パンチルトズームカメラ 」とは、次の3つの機能を合わせ持つカメラのことです。
それぞれの頭文字を取って「PTZカメラ」と表示されることもあります。そして、これらを遠隔操作で行うことを「PTZ制御」と呼びます。
誓い距離ならばリモコンで、遠隔地からはパソコン・スマホで操作ができます。
有線や無線で画像をレコーダーに録画する場合は、比較的HDD(ハードディスクドライブ)の容量が大きいのですが、スマホなどで画像を確認するネットワークカメラは録画機能が付いていないものや、容量が小さいSDカードに録画するタイプなどが主流です。
そのため、24時間常時録画をすると、すぐにデータが一杯になってしまいます。さらに古い画像は消去されて、新しい画像が上書きされるので、頻繁にバックアップする必要があります。
それでは面倒なので、必要な画像だけを録画する機能を利用する方法があります。
録画機能 | 内容 |
---|---|
動体検知 | 無人のガレージや倉庫などに人・車が侵入すると反応する機能のことを「動体検知」と言います。 撮影現場に動きがあったときだけ録画するので、保存するデータ量を抑えることができます。また、動体検知したらメールでパソコンやスマホにメールを送信する機能があるカメラもあります。 |
スケジュール録画 | 留守にする数日間だけとか、イベント期間中だけなど、録画する日時を設定できる機能のことです。必要な期間だけ、確実に録画することができます。 |
防犯カメラを遠隔操作するには、どんなものが必要なのでしょうか。
遠隔操作をするには、次のものが必要になります。
基本的にはこれだけでほぼOKです。
なお、機能によってはパソコンでの設置が必要で、スマホだけで完結しない場合があるので注意してください。
設置も操作も簡単なのですが、インターネットの環境はどうしても必要になります。Wifiが使えるところやルーターがあるところなどに限られるので、注意してください。
例えばネットがつながらない畑やインターネット回線を引いていない実家に設置しても、ネットワークカメラで遠隔操作をすることはできません。
とても便利な機能なので、使いたい場合はまずネット環境を整えることが先決です。
ネット環境を使って作動させるネットワークタイプの防犯カメラを使うと、離れた場所からでもパソコンやスマホで画像を確認するという遠隔操作ができます。
また、防犯カメラにマイクやスピーカーがあれば、カメラの向こうの人に話しかけたり、相手の声を聞いたりもできるので、防犯目的だけでなく留守番をしている家族との会話も可能になります。
こういったネットワークカメラは便利な上に手軽に設置や操作ができ、安価で購入できるため、人気が高まっています。
幅広い用途に使えるのでおススメです。