防犯カメラのお悩みを解決

これで安心!留守宅やペットを防犯カメラで撮影しスマホで確認する方法

これで安心!留守宅やペットを防犯カメラで撮影しスマホで確認する方法

夫婦共働きが増えて、昼間は家が留守になるというお宅が増えています。でも、ペットや早くに帰宅した子どもの様子が気になる!

そんなときは防犯カメラで撮影して、スマホで確認する方法があるんですよ。

防犯カメラをスマホで見られるって本当?

「防犯カメラは不審者や犯罪者を見張るもの……」と思っている人が多いかも知れません。しかし、最近は自宅の中に設置して、ペットや親が帰ってくるまで留守番している子どもの様子を防犯カメラで撮影して手元のスマホで画像を見ることができるんです。こういった使い方のことを「見守り」と言い、使用する防犯カメラのことを「ネットワークカメラ」と呼びます。

ネットワークカメラのしくみ

従来の防犯カメラはカメラとレコーダー、モニターを使って撮影と録画、画像の確認を行います。そのためには、この3つの機器を専用ケーブルで接続する必要がありました。配線工事が必要で、壁に穴を開けてケーブルを通すなど、大がかりになります。

しかし、ネットワークカメラは撮影した画像をインターネット通信を使って送信します。そのため、機器を接続するケーブルが不要であることが大きな特徴です。

なお、配線は不要ですが、防犯カメラを動かすには電源または乾電池などが必要になります。

防犯カメラで撮影した画像をスマホで確認するまでの流れ

防犯カメラで撮影した画像をスマホで見るには、次のような作業を行います。
(機種によって多少異なります。)

    ① 防犯カメラ本体に電源アダプターを付け、コンセントに差し込む(屋外の場合は電源ボックスなどで電源を確保する)


    ② 付属のビスやネジで本体を壁などに取り付ける(屋内に設置する場合は棚の上などに設置する)

    ③ wifiまたはルーターにLANケーブルで接続する

    ④ スマホに専用のアプリをインストールする

    ⑤ アプリを起動する

    ⑥ カメラ本体のQRコードをスマホに読み取る

    ⑦ wifiを設定する

    ⑧ マイクやスピーカーが内蔵されている場合は使えるように設定する

    ⑨ パスワードを設定する

    ⑩ カメラの角度を調節する

スマホアプリを起動すれば防犯カメラの画像が見られる

このように設置はとても簡単です。何よりも面倒な配線工事が不要なのがいいですよね。

そして、画像を確認するには、スマホにインストールしたアプリを起動することで見られます。

場所を選ばずに、離れたところからでも自宅の様子が手に取るようにわかるのが、ネットワークカメラのメリットです。

防犯カメラをスマホで使う場合にあると便利な機能

どこにいても自宅や親の家の防犯カメラをスマホで確認できるというだけでも便利なのですが、さらに便利な機能があります。

ネットワークカメラの便利な機能

下記のような多彩な機能があるので、必要に応じて搭載された防犯カメラを選ぶといいでしょう。

機能 内容
動体検知 防犯カメラを24時間ずっと作動させるのではなく、撮影範囲に人や車など動くものを検知したときだけカメラが作動し、スマホにメールなどで連絡が入る機能です。
ガレージや畑、寝たきりの高齢者の家などを撮影するときに便利です。
マイク 防犯カメラにマイクが内蔵してあるタイプです。撮影と同時に音も拾えるので、ペットや子どもの声が聞こえるほか、スマホからの問いかけに答えるなどの会話が可能になります。
スピーカー 防犯カメラにスピーカーが内蔵してあるタイプです。スマホからの呼びかけが相手に大きな声で伝わるので、離れた場所から指示を出したり、質問をしたりができます。
逆光補正 屋外で西日が強い場所では、撮影した画像が逆光で何を撮影したか判明しない場合があります。そんな場合に逆光補正機能があると、画像が鮮明に見えます。屋内でも日差しが強い場所などで利用するときは便利です。
赤外線LEDライト 夜間や暗所で撮影する場合は、画像が真っ暗になってしまいます。しかし、赤外線LEDライトを搭載している防犯カメラなら暗い場所でもはっきりとした画像が撮影できます。
スケジュール監視機能 24時間常時撮影するのではなく、留守にするときだけなど日時を決めて撮影する機能です。普段は家にいるけれど、外出するときだけ撮影したいというときに使います。
SDカード カメラにSDカードやminiSDカードを内蔵できるタイプで、録画が可能です。後で画像を確認したいときに便利です。

防犯カメラをスマホで使うときの注意点

何かと便利なネットワークカメラですが、選ぶときや使うときの注意点をご説明します。

選ぶときの注意点

防犯カメラには多くの種類があります。スマホで画像を確認できるネットワークカメラだけでも、多くのメーカーからさまざまな機種が発売されています。

選ぶときは、次の点に注意してください。

  • 必要な機能があるかどうか
  • 防犯カメラの画素数
  • 録画の方法(SDカードが内蔵かどうか)
  • アプリがスマホに対応しているかどうか

必要な機能があるかどうか確認すること

屋外に設置する場合は防水タイプかどうか、赤外線LEDライト搭載かどうかなどをよく確認しましょう。

また、利用目的によってはマイクやスピーカーがあると便利です。何が必要かを事前によく考えてみましょう。

防犯カメラも画素数は重要

デジタルカメラを購入するときに画素数を確認すると思いますが、防犯カメラも同様です。画素数が多いほど高画質になります。とは言っても、デジタルカメラほどの画素数は必要ではありません。

現在では200万画素程度でかなりの高画質が得られます。ただし、画素数が多いとデータ量が多くなるので、SDカードの容量によってはあまり録画できないというデメリットもあります。また、データ通信量が増えることも注意しましょう。

録画が可能かどうか要確認

スマホ対応の防犯カメラの中には、本体にSDカードを入れて録画できるタイプのものがあります。

常にスマホで画像を確認できないとか、撮影した画像は保存したいという場合におススメです。

購入時にはSDカードが付いているか、別売りか、SDカードの容量はどれくらいかなどを確認しましょう。

アプリがスマホに対応しているかどうか

防犯カメラで撮影した画像をスマホで確認するには、アプリをインストールする必要があります。

アプリがアンドロイド、iPhoneなどご自分が使用するスマホで使えるかどうかをチェックしておきましょう。ほとんどの場合はアンドロイドでもiPhoneでも使用可能となっていますが、念のために確認すると安心です。

使うときの注意点

防犯カメラをスマホで利用するときは、下記の点に注意しましょう。

  • 他人のプライバシーを侵害しない
  • IDやパスワードの管理に気をつける
  • 撮影した画像の管理に注意する
  • データ通信量に注意

他人のプライバシーを侵害しないことは重要なポイント

防犯カメラは、本来は防犯目的で設置します。しかし、カメラの角度によっては家の前の道路を歩く人の姿や隣家を映してしまうことがあります。

他人の生活ののぞき見や盗撮、プライバシーの侵害のないように配慮しましょう。

IDとパスワードの管理に気をつける

アプリをインストールして起動する際にIDとパスワードを設定しますが、人の目につくような場所にメモしたり、誰かに知られたりすることのないように注意しましょう。

撮影した画像の管理にも注意を

録画した画像をクラウドサービスなどに保存することができますが、他人に見られないようにパスワードの管理などに気をつけましょう。

特に家庭内の様子を撮影した画像がネット上に流出しないように配慮することが大切です。

データ通信量に注意

防犯カメラの画像をスマホで見るのは便利なのですが、データの通信量が増えてしまうというデメリットがあります。

通常にスマホを使用している場合と比較すると、かなりの通信量になり速度制限や使用制限がかかる場合があるので注意しましょう。

古いスマホを防犯カメラ代わりにすることもできる!?

防犯カメラを購入しなくても、使わなくなった古いスマホを防犯カメラ代わりに使うこともできます。

wifiとアプリがあればOK

スマホを新しい機種に買い替えると、古い機種は不要になります。しかし、最近のスマホは解約してもwifiがあればネットワークがつながります。電話機能が使えないだけで、それ以外の機能はほぼ使用可能なのです。

利用方法は簡単で、「防犯カメラアプリ」で検索するといくつかのアプリが出てきます。それをインストールし、スマホを撮影したい場所に置けばOKです。
電源コードをつないでおけば、長時間の撮影も可能です。動体検知機能があるアプリもあるので、何か動きがあればメールで現在使用中のスマホに連絡することもできます。

家庭内のペットの見守りなどで試してみてはいかがでしょうか。

防犯カメラの画像をスマホで確認する~まとめ

防犯カメラで撮影した画像は、今までならレコーダーに録画し、モニターで確認するという方法が主流でした。

しかし、今はwifiを使って画像をスマホに送信することができます。そのため、遠隔地からでも手軽に自宅の様子を確認することができます。

インターネットの環境があれば設置も操作も簡単なので、配線工事不要で利用できます。
ただし、データ通信量やプライバシーへの配慮などに注意しましょう。また、購入時には画素数やSDカードなど録画機能があるかどうかの確認も必要です。