AGA・薄毛のお悩みを解決

AGAかどうか判断したい、そんな時はどうチェックする?

AGAかどうか判断したい、そんな時はどうチェックする?

AGAの判断は見た目でチェック

”普通の薄毛”こそAGAの可能性が高いこと、ご存知ですか?

AGA(男性型脱毛症)は男性特有の脱毛症で、予備軍や自覚なしの人を含めれば日本に900万人以上のAGA患者がいると考えられています。発症するのは思春期の男性ですから、それを考えればいかに多くの人がAGAで悩んでいるのかわかりますね。

AGAは脱毛の仕方に特徴があるので頭を見るだけでその可能性に気づけます。ただ、AGA患者の数が多いので「AGA=男性の薄毛」という認識の人が少なくありません。

その薄毛がAGAかどうか、見た目で判断してみましょう。次の3パターンに該当する方は要注意です。

M字型

俗にM字ハゲと呼ばれるもので、おでこの両端から髪の毛が薄くなっていきます。M字型の人は剃り込みのように抜けた部分が頭頂部とつながって輪っかのようになることがあります。

もともとM字になっている人もいますが、頭頂部から垂直におろした線とおでこの両端の間隔が2cm以上あるのが普通です。もし、この間隔が2cm以内である時はAGAの疑いが強くなります。

U字型

前髪が抜けておでこが後退していく状態をU字型と言います、M字型と異なり前髪全体が薄毛になっていきます。このタイプはある程度まで前髪を作って隠すことができますが、やりすぎると不自然になります。

もともとおでこが広い人は、深く気にせず過去の自分との比較でAGAのチェックをしてみましょう。

O字型

頭頂部の髪の毛が薄くなる状態をO字型と言います。O字型の人は前に広がっていき最終的には前髪まで抜けていきます。

これらのタイプが複合することはあれどM字型、U字型、O字型の薄毛はむしろ一般的なものではありませんか?それだけAGAは身近な脱毛症なのです。

AGAは前頭部と頭頂部の髪の毛が緩やかに減っていく

そしてAGAが進行し続けると前頭部と頭頂部の髪の毛が全て抜け、磯野波平のような髪型になります。

AGAは側頭部と後頭部の髪の毛が綺麗に残ることもまた特徴なのです。そのため、側頭部や後頭部の髪が抜けてしまうときや髪の毛が大量に抜ける場合は別の症状が考えられます。

円形脱毛症はAGAと全く違う

円形脱毛症もよく知られている症状ですがAGAとは全く異なります。AGAが前頭部と頭頂部の脱毛に限られるのに対し円形脱毛症は場所に制限がありません。そして円形脱毛症は短期間に大量の脱毛をするのですぐにわかります。

薄毛の原因は一つでない

薄毛の原因は一つでなく生活習慣も関わっています。そのためAGA以外の薄毛=病院に行かなくて良いわけではありません。

こちらで紹介するのはあくまでAGAの判断基準です。

AGAの疑いは手触りと家系図で判断

見た目に大きな変化がなくても髪が細くなっているなら危険サイン

もしかしたらこの記事を読んでいるあなたは「AGAとわかるほど薄毛になっていない」かもしれません。そのような時でもAGAの疑いに気づくためのポイントを紹介します。

まずは、髪質です。

AGAになると髪の毛が細くなっていき産毛が増えるので、髪の毛がへたっている状態や生え際の頭皮が透けている状態は疑いありです。

AGAはジヒドロテストステロンが発毛の邪魔をする

AGAが男性特有の薄毛と言われるのは男性ホルモンであるジヒドロテストステロンが関わっているからです。ジヒドロテストステロンは体内にあるテストステロンと5αリダクターゼの反応によって生まれる物質で、テストステロンより強い力を持つことや髪の毛に脱毛指令を送ることで知られています。

脱毛指令を出された毛根は、髪の毛が成長しきる前に新しい髪の毛へ生え変わらせてしまいます。その結果、細い髪の毛しか生えて来ず最終的には産毛になってしまいます。

つまり、髪が細くなる・産毛が増えるという症状はAGAの初期段階です。

ハゲた状態でも産毛が残っているかもしれない

逆にいえば一見ハゲた状態でもよく観察すると産毛が残っています。「髪が細くなると同じ本数でも薄毛に見える」というcmは確かに正しく、限界まで髪が細くなると髪の毛が生えていないように見えます。二の腕に毛が生えていないように見えるのと同じです。

したがってハゲた状態でもまだ髪の毛発毛しようと頑張っている可能性があります。諦めないでください。

AGAの原因は遺伝だから、家系図でリスクがわかる

AGAの原因はテストステロンを変化させる5αリダクターゼが多いこと、そしてジヒドロテストステロンと結びついて脱毛に関わるアンドロゲン受容体の感度が高いことにあります。そして、これらは一時的な病気でなく遺伝による差が生じます。

ハゲは遺伝と言われるのはまさにAGAの特徴です。あなたの近親者にAGAに見える症状の人がいるなら今のうちからAGA対策をすべきです。思春期から発症するので若い人も気を抜けません。

AGA治療はその原因を止めなくてはいけない

AGAは一般的な病気と異なり”原因をなくす”ことはできません。その代わり、プロペシアやザガーロという薬で5αリダクターゼの働きを止めることが可能です。現在はジヒドロテストステロンを増やさないためにできる唯一の方法です。

これらの薬は病院で処方してもらいます。AGAを改善するためのサプリメントや育毛剤もあるようですが、科学的根拠がない点に注意してください。

クリニックはどんな診断基準でAGAを判断するの?

クリニックでも目視で検査

薄毛の悩みを相談できる病院はAGAクリニックです。自由診療に力を入れていない一般的な皮膚科と異なり患者さんのプライバシーを大事にしてくれることや薄毛治療に特化した設備や医薬品を整えていることが魅力です。

AGAクリニックを初めて利用する人は、無料でカウンセリングを受けられます。そこで毛髪診断士などのスタッフに拡大スコープで頭皮チェックをしてもらえます。頭皮の状況やAGAの治療についての知識が共有されたら、患者さん同意のもとで医師の診断を受けます。

医師も頭皮の状態を目視で見て、生活や家計についての問診をしてくれます。AGAの疑いが強い患者さんに対しては治療薬を処方してくれます。

他にも症状の度合いによって成長因子の注入など独自の治療が受けられます。

遺伝子検査はAGAリスクや薬の適性も分かる

AGAについてより詳しい検査が必要な時は遺伝子検査を行います。これはあなたの血液や口腔内粘膜を採取して遺伝子からAGAリスクを判断します。この検査によって5αリダクターゼの強さやアンドロゲン受容体の感度が分かります。

遺伝子検査のメリットは何と言っても「症状が全く出ていない状態でもAGAリスクを判断できること」です。この検査を受けていると初期段階での対応がしやすくなるでしょう。

ちなみに、5αリダクターゼは1型と2型があり基本的には2型5αリダクターゼが脱毛に関わります。しかし人によっては1型の影響が強いこともあります。この違いはプロペシアとザガーロのどちらが有効かの判断に役立ちます。

プロペシアは2型のみ、ザガーロは1型2型両方の5αリダクターゼを阻害する効果を持つからです。

AGAの判断は薄毛治療の経験豊富なクリニックで

AGAは特徴的な脱毛をするので比較的見ための判断がしやすいです。問題は薄毛が全く進行していない場合で、家計や生え際の状況からAGAの進行に気づかなくてはいけません。

AGAに関わらず脱毛した髪の毛を回復させるのは難しいので、できるだけ早期発見早期治療を心がけてください。

AGAかどうか迷っている人は迷わずクリニックで診断を受け、そうでない人も遺伝子検査を受けておくことが安全です。AGAの治療は経験豊富なクリニックに判断を仰ぎましょう。