盗聴器のお悩みを解決
このページで分かること
いつも誰かに後をつけられているとか、他人が知るはずの秘密が漏れているといったことがあると盗聴の疑いが考えられます。また、部屋の中で変な音がする場合も盗聴器が設置されている可能性があります。
このページでは変な音がする場合の盗聴器の見つけ方や対策についてご説明します。
そもそも盗聴器自体が音を発することがあるのでしょうか?
結論から言うと、盗聴器自体が音を出すことはありません。もしも盗聴器から変な音が出ていたら、「ここに何かありますよ」と周囲に知らしてしまうことになり盗聴器設置がバレてしまいます。
そのため、盗聴器自体は音を発することはありません。
日常生活ではさまざまな音が聞こえます。外の往来の車の音や鳥の声をはじめ、何かわからないけれど多くの雑音が耳に入ってきます。
そんな中で「これはちょっとおかしい!」と感じる場合は、盗聴器の設置または各種機器の故障を疑ってみましょう。
壁に取り付けたコンセント内の盗聴器からは、まれに変な音が出ることがあります。コンセント内にホコリなどがたまったり、コンセントが古くなったりすると不調を来たし異音を出すことがあるのです。
盗聴器をコンセント内に設置するということは一種の異物が入ることなので、それが原因で「キーン」とか「ジジッ」といった異音が聞こえることがあります。
ただし、コンセント内に盗聴器があっても、すべての場合で音がするわけではありません。ほとんどの場合は盗聴器の設置に気付くことなく、会話を盗聴されています。
最近はラジオを使うケースが減っていますが、盗聴器の周波数によってはラジオが反応して「ハウリング」という音を発することがあります。
盗聴器には電波を使って音を聞くタイプのものがあります。電波の周波数はさまざまですが、特にFMラジオと同じ周波数を使っている盗聴器が室内にあると、ラジオをつけたときに音が出ます。
盗聴器の近くにFMラジオを持っていくと「キーン」とか「ピー」という高い音が出るので、すぐにわかります。この現象が「ハウリング」で、講演会やイベントの会場でマイクをスピーカーに近づけ過ぎるとハウリングを起こしてキーンという不快な音が出ます。それと同じ現象が起こるのです。
また、テレビや音楽プレーヤーなどで音を出しているときにFMラジオをつけると、ラジオからテレビや音楽プレーヤーの音が聞こえることがあります。
これも近くにFMラジオと同じ周波数の盗聴器が設置されていると考えられます。
ハウリングがしたり、FMラジオから室内の音が聞こえたりする場合は、盗聴器設置の可能性が考えられます。
その際に、どうすれば盗聴器を見つけることができるのでしょうか。
上でも書いた通り、FMラジオを使って盗聴器を探すことができます。
まず、FMラジオを準備します。FMラジオは家電量販店や大型スーパーなどで安く購入できます。
そして、次の手順で進めていきます。
このような流れでFMラジオを使って盗聴器のありかを探すことができます。
FMラジオに反応する場合は高確率で盗聴器が設置されている可能性があります。しかし、これは盗聴器がFMラジオと同じ周波数を使っている場合です。
現実には盗聴器はそれ以外の周波数を使うことがあるため、FMラジオに反応しないからと言って油断はできません。
少しでも盗聴器設置の心配がある場合は、室内での会話や電話に注意しましょう。
基本的に盗聴器から音が出るということはありません。そのため、本人や家族が気づかないままに盗聴されてしまいます。
盗聴器の本体を見つけることができなくても盗聴されているかどうかを確かめる方法があります。特に周囲の様子から判断できるので、次の点を意識してみましょう。
上記のように誰かに自分の行動を見張られているとか、会話を聞かれていると思う点があれば、盗聴器を設置されている可能性があります。
最近の盗聴器はほぼどこにでも設置が可能で、専門家でなくても簡単に取り付けることができます。
もし気になる点があれば、次のような場所を探してみましょう。
特に家具の位置がいつもよりズレていたり、1ヶ所だけきれいに掃除されていたりしたら、誰かが何かを動かした可能性があります。
また、時計やぬいぐるみ、パソコンのマウスなどいつもは置いていないもの、見慣れないものがあれば、それが盗聴器かも知れません。
家の中で大事な秘密を話さないように会話には注意しましょう。
盗聴器を見つけただけでは、誰が設置したのかはわかりません。また、コンセント内や電話機に取り付けられた盗聴器を個人が勝手に外すのは法に触れる場合があります。
誰かに会話を聞かれているというのはあまり気持ちのいいものではありませんが、自分では触らずに盗聴器撤去の専門業者や探偵事務所などに相談しましょう。
盗聴器の設置や盗聴する行為は犯罪ではありませんが、盗聴器の設置のために勝手に他人の家に入ることは不法侵入(正確には住居侵入罪)に該当します。
また、盗聴で得た情報を元にしつこく尾行したり、待ち伏せしたりといったつきまとい行為をすることはストーカー規制法違反に、盗聴で知った情報を元に脅迫すれば脅迫罪に該当する場合があります。
これらは犯罪行為なので警察に相談しましょう。
家の中で変な音がすると「もしかして盗聴器が仕掛けられているのかも?」と不安になるかも知れません。
しかし、盗聴器そのものは自ら音を発することはありません。ただ、まれにコンセント内の設置したときに異音がすることがあります。
また、FMラジオと同じ周波数の盗聴器が設置された場合、室内でFMラジオをつけると「ハウリング」という不快な音が出ることがあります。それによって盗聴器があると気づきます。
多くの場合は盗聴器が設置されていても気づかないことが多いのですが、会話や秘密が漏れていると感じたら盗聴器設置を疑ってみるといいでしょう。