盗聴器のお悩みを解決

盗聴器が仕掛けられやすい場所は?自宅・オフィス・車内の設置場所

盗聴器が仕掛けられやすい場所は?自宅・オフィス・車内の設置場所

テレビなどでよく盗聴器のありかを発見して驚かせる番組がありますが、最近の盗聴器は実にさまざまな場所に設置が可能です。

このページでは盗聴器の設置場所や仕掛けられやすい場所を、自宅・オフィス・車内に分けてご説明します。

自宅内で盗聴器が仕掛けられやすい場所

まずは自宅の中で盗聴器が仕掛けられやすい場所を見てみましょう。

自宅に仕掛けられやすい盗聴器のタイプ

盗聴器にはさまざまな形や種類があります。自宅の中では、次のようなものに盗聴器が仕掛けられています。

  • コンセント(壁の中)
  • コンセントタップ
  • 延長コード
  • リモコン
  • 電卓
  • 電話機
  • カード
  • USBメモリ・マウス
  • 置き時計・掛け時計
  • ぬいぐるみ
  • ボールペン

このように書き出すとキリがないほど、多くの日用品の中に盗聴器が仕組まれています。

自宅の中の盗聴器の設置場所

自宅内を盗聴しようとした場合、目的にもよりますが、リビングや寝室に仕掛ける可能性が高いと考えられます。これらの部屋の、次のような場所は要注意です。

  • コンセントまわり(コンセントの中やコンセントタップ、延長コード)
  • テレビの後ろ
  • 置き時計や掛け時計の設置場所
  • 家具の上
  • 本棚
  • パソコンまわり(USBメモリやマウス)

自宅に入らなくても盗聴器を仕掛けることは可能!?

「盗聴器を仕掛けるには、家に入らなきゃダメでしょう?でも、私はひとり暮らしで、家に人を入れることはないから大丈夫!」と思っていませんか?

ところが、現実には自宅に入らなくても盗聴器を仕掛けることは可能です。以下のようなケースでは知らない間に盗聴器が自宅(部屋)に入り込むことがあります。

プレゼント 時計や置物、インテリア雑貨、ぬいぐるみなどのプレゼントの中に仕掛ける
借りた本 本のしおりやブックカバーの中にカード型の盗聴器を仕掛ける
USBメモリやマウス 「これにデータを入れて」とUSBメモリを渡したり、「使いやすいよ」とマウスを渡したりする

特に恋人や親しい友人などから贈られたものは疑いなく受け取ってしまうことがあります。
また、断ると人間関係にヒビが入りそう…と思って受け取ることで、盗聴器が自宅に入ることがあります。

自宅に入って盗聴器を仕掛けるケース

どれだけ警戒していても、次のように自宅に入って盗聴器を仕掛けられるケースもあります。

合鍵を使って侵入 昔の恋人がこっそり合鍵を作って侵入し、盗聴器を設置する
業者を装って侵入 電気工事やエアコン修理などの業者を装って訪問し、こっそり盗聴器を仕掛ける
空き巣 空き巣が侵入して盗聴器を仕掛け、留守の時間帯などを調べて、再度空き巣に入る

賃貸住宅は入居前から設置の可能性も

賃貸住宅の場合は入居する前からコンセント内やエアコンに盗聴器が仕掛けたままになっていることもあります。

何か気になることがあれば盗聴器発見機や専門業者に依頼して調査してもらいましょう。

オフィス内で盗聴器が仕掛けられやすい場所

オフィスでは企業の大切な情報があるため、盗聴は避けたいものです。しかし、企業秘密を探ろうとさまざまな手段で盗聴器が仕掛けられることがあります。

オフィスに仕掛けられやすい盗聴器のタイプ

オフィスの中でも自宅と同様にさまざまなタイプの盗聴器が仕掛けられます。

  • コンセント(壁の中)
  • コンセントタップ
  • 延長コード
  • リモコン
  • 電卓
  • 電話機
  • カード
  • USBメモリ・マウス
  • 掛け時計
  • 額縁
  • ボールペン

オフィスでは、ボールペンやUSBメモリ、マウスといった小物で、誰も気にも留めないようなもので盗聴されるケースが増えています。

また、オフィスの特徴としては、外部から持ち込まれた額縁や資料の容器などに盗聴器が仕込まれている可能性があります。もちろん、定番のコンセントや延長コードなども要注意です。

オフィスの中の盗聴器の設置場所

設置場所としては、次のようなところに注意しましょう。

  • コンセントまわり(コンセントの中はコンセントタップ、延長コード)
  • 掛け時計の設置場所
  • パソコン周辺(USBメモリ、マウスなど)
  • ホワイトボードの上
  • デスクやイスの下
  • 電話機

オフィスに出入りする業者にも注意

社外の人を交えて会議をする場合は、その人がボールペンや電卓に盗聴器を仕掛けて会議を録音する可能性があります。また、こっそりデスクやイスの下に盗聴器を仕掛けて帰ることも考えられます。

それ以外にも、出入り業者を装って盗聴器を仕掛けるケースがあります。疑うとキリがありませんが、次のような業者には気をつけましょう。

  • 清掃業者
  • 電気系統の修理・点検業者
  • 観葉植物などの交換業者

競走が激しい業界では油断ができません。用心するに越したことはないでしょう。

オフィスの盗聴を防ぐには

盗聴を完全に防ぐことは難しいものですが、次のような点を注意してみましょう。

  • 出入り業者を換えるときはよく調べること
  • 出入りする業者の身分証を確認すること
  • USBメモリやマウス、電卓、コンセント、延長コードなどは自社専用のものを統一して使うこと

車の中で盗聴器が仕掛けられやすい場所

盗聴器は自宅やオフィスだけでなく、車の中にも仕掛けられます。

車に仕掛けられやすい盗聴器のタイプ

車は動くものなので、無線式の盗聴器は向いていません。そのため、必要な会話を録音するタイプがよく使われます。

いわゆる「ボイスレコーダー」なのですが、盗聴したい人が車内に入った際にこっそり置いていくタイプが中心になります。ボールペンやクリップ型などが多いようです。

一方、電波式の場合はデジタル転送タイプが使用されます。これなら車が移動しても、電波を送受信して盗聴が可能になります。ただ、かなりプロ仕様だと言えます。

車の中の盗聴器の設置場所

車の中では、次のような場所に盗聴器が仕掛けられます。

  • ダッシュボード
  • シートの下
  • ルームランプの周辺
  • 車体の下
  • ぬいぐるみ

車内の盗聴はさまざまなケースがある

車内の盗聴は浮気調査など個人間だけでなく、企業間でも行われます。ライバル企業の動向を探るために社用車に盗聴器を仕掛けることがあります。

また、ストーカーがターゲットの車に盗聴器とGPSがセットになったものを仕掛けて、行動をうかがうこともあります。自分が行く先でいつも同じ人と出会うとか、「また会ったね」と声をかけられる場合は、動きを探られているのかも知れません。

盗聴器が仕掛けられる場所のまとめ

盗聴器は自宅やオフィス、車の中など、さまざまな場所に設置が可能です。しかも、小型化しているため、日常生活を普通に過ごしていても気付きにくくなっています。

自宅でもオフィスでもコンセントまわりや時計、額縁、タンスやオフィス家具、デスクの周囲などに仕掛けられることがあるので注意しましょう。

なぜか自分の秘密や自社の情報が周囲にもれているという場合は、盗聴器が仕掛けられている可能性があります。

また、車の盗聴器は鍵を持つ人または車に乗る可能性がある人が仕掛けたと考えられます。ダッシュボードやシートの下などを時々チェックするといいでしょう。