盗聴器のお悩みを解決

誰かに盗聴されていたらどうする!?自分でできる盗聴器の見つけ方3つのポイント

誰かに盗聴されていたらどうする!?自分でできる盗聴器の見つけ方3つのポイント

「最近、なんだかおかしい!自分の秘密を誰かが知っている気がする」と思ったら、それは盗聴器が仕掛けられているかも知れません。

そんな場合に自分で盗聴器を見つける方法をご紹介します。

盗聴されているかどうかを判断しよう

「盗聴されているかも知れない」「犯人は最近家に来た〇〇さんかも?」とむやみに怪しんだり、不審に思ったりすると、それだけで精神的に参ってしまいます。まずは盗聴されているかどうかを冷静に判断しましょう。

盗聴の確認方法

盗聴されているかどうかは、次の点で確認できます。

  • 自分とごく親しい人しか知り得ない情報を周囲の人が知っている
  • いつも誰かに待ち伏せされたり、後をつけられたり…と自分の行動が読まれている
  • 部屋の中で変な音がする
  • ラジオの音が乱れる

このような状況を感じたら、盗聴器が仕掛けられている可能性があります。

盗聴器の種類と特徴を知ることが大切

次に盗聴器の種類と特徴を知っておきましょう。

盗聴器の種類

盗聴器は大きく分けると、無線式、有線式、録音式に分けられます。それぞれの特徴は次の通りです。

盗聴器のタイプ 特徴
無線式 コンセントや時計、マウス、ぬいぐるみなどに盗聴器を仕掛けておき、無線で離れた場所で音声を聞くタイプ。無線にはアナログ式とデジタル式がある
有線式 録音機とマイクを仕掛けて、電波を使わずに録音する方法。設置するために室内に入る必要があるため、出入りが可能な親しい人の犯行が考えられる
録音式 ボールペン型のICレコーダーやスマートフォンを使って手元で操作して録音する方法

盗聴器の見つけ方~3つの方法

「どうも盗聴されているようだ」とわかったら、次の方法で探してみましょう。

  • 目で見て確認
  • ラジオの電波で確認
  • 盗聴発見機で確認

それぞれをくわしくご説明していきます。

盗聴器の見つけ方①~目で見て確認

盗聴器は日常生活で使うさまざまなモノにこっそり仕掛けられています。見慣れないものや「いつもと部屋の様子が違う」と感じたら、一度部屋の中を細かく確認してみましょう。

盗聴器が仕掛けられている日用品

次のような日用品は、盗聴器がよく仕掛けられています。

  • コンセント(壁に設置している差し込み口の中)
  • 電源タップ、配線タップ
  • 延長コード
  • 置き時計、掛け時計
  • リモコン
  • パソコンのマウス、USBメモリ
  • 電卓
  • ぬいぐるみ
  • エアコンの中
  • カード

自分で買った覚えがないものやプレゼントとして贈られたものなどがあれば、盗聴器を疑ってみるといいでしょう。

また、コンセントの周辺(壁の設置場所や延長コード)がきれいに片付いている場合は、誰かが盗聴器を仕掛けた可能性があります。

死角も要チェック

怪しいモノだけでなく、普段は見ないような場所も探してみましょう。最近の盗聴器は小型で高性能なので、以下のように普段は死角になるわずかなすき間に設置されていることがあります。

  • 机の中や引き出しの下
  • ベッドの下
  • テーブルやイスの下
  • 掛け時計の裏
  • エアコン設置のすき間
  • 玄関ドアの郵便受け

なお、もし盗聴器を見つけても自分で外さずに、警察に相談しましょう。

盗聴器の見つけ方②~ラジオの電波で確認

無線式の盗聴器は、ラジオを使って確認することができます。

ラジオで盗聴器を見つける方法

無線式の盗聴器で多いのはアナログ電波を使ったタイプです。そのうち、FMラジオと同じ周波数を使っている盗聴器の場合は、ラジオを使うことで見つけることができます。

ラジオで盗聴器を見つける手順

テレビやラジカセで音を出します。その上でFMラジオの周波数をもっとも低いところに合わせましょう。
その後、少しずつ周波数を上げていきます。その過程でFMラジオから室内でつけているテレビやラジカセの音が聞こえる場合は、盗聴器が仕掛けられているということになります。

FMラジオを持ったまま室内を歩いてみると、特に音が大きくなる場所やハウリング(キ~ンという甲高い音)がする場所に盗聴器が設置されている可能性があります。

FMラジオでは見つからない盗聴器もある

FMラジオを使う方法は手軽ですが、すべての盗聴器に対応できるわけではありません。

無線式の盗聴器でもFMラジオ以外の周波数を使っているものがたくさんあります。また、有線式盗聴器やICレコーダータイプの盗聴器はラジオでは見つけられません。

手持ちのFMラジオで試してみて、見つからなければ別の方法で探してみましょう。

盗聴器の見つけ方③~盗聴発見機を使って確認

盗聴発見機が市販されていて、通販サイトなどでも数千円~2万円程度で購入できます。

盗聴発見機のしくみ

盗聴発見機は20~2000MHzなど広い範囲の周波数を察知します。無線式盗聴器の近くにいくとセンサーが反応してライトが点灯したり、音が聞こえたりします。

FMラジオでは反応しない周波数の盗聴器を見つけられるのがメリットです。最近は盗聴だけでなく盗撮も発見できる機械が販売されています。

盗聴発見機のデメリット

しかし、盗聴発見機は万能ではありません。
性能は機種によってかなり異なります。特に安価な発見機は性能が低いため、満足な調査ができないと言われています。一方、高性能な発見機は数万円とかなり高額になります。

また、有線式や録音式の盗聴器は発見できませんし、盗聴器以外の電化製品に反応することがあります。

そのため、盗聴器の存在を正確に把握するのは難しいと言えるでしょう。

盗聴器を自分で見つけられない場合

「盗聴されているような気がするが盗聴器は見つからない」という状況が続くのは、気持ちが悪いですよね。

毎日が落ち着かず、不安が募ります。特に大きな被害がない場合は警察に相談するほどでもないため、手の施しようがありません。

そんなときは、プロに盗聴器を見つけてもらうと安心です。

盗聴器を見つける業者

盗聴器を見つける仕事は、主に探偵事務所が請け負っています。

普段の生活では探偵に依頼することはそれほど多くはありませんが、最近は家庭内や夫婦、恋人同士などのトラブルで依頼されるケースが増えています。特に盗聴器の発見や撤去、再発防止などの相談に乗ってくれます。

他にはホームセキュリティ会社でも盗聴器の発見や対策に応じています。

料金はそれぞれの会社によって異なるので、聞いてみましょう。

盗聴器を自分で見つける方法~まとめ

最近の盗聴器は小型化、高性能化しています。しかも、一般の人でも簡単に設置できます。

もし盗聴されているかも知れないと感じたら、家の中を目で見て確認し盗聴器を探してみましょう。コンセントや時計、リモコン、マウス、ぬいぐるみなど身近なものに仕掛けられています。見慣れないものがあればチェックしてみましょう。

無線式盗聴器はFMラジオを使って探すことができます。しかし、周波数が合わないと反応しません。その場合は盗聴発見機が便利です。幅広い周波数に対応しているので、FMラジオでは見つけられない盗聴器を探すことができます。

なお有線式や録音式の盗聴器は見つけることができません。探偵事務所やホームセキュリティ会社などの専門家に相談してみましょう。