盗聴器のお悩みを解決
盗聴器で自分の会話が盗み聞きされているとは、ほとんどの人は予想していません。映画やドラマの中の出来事のように思っていますが、実は盗聴器はかなり身近な存在になり、ごく日常的に使われています。(参考:https://tanteihiroba.com/job/633)
このページでは盗聴器が設置されるさまざまなケースについてご紹介します。
盗聴器が設置されるケース(理由)には、次のものがあります。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
夫婦間や恋人同士で相手が浮気や不倫の疑いがある場合に、真実を探るために盗聴器を設置するケースがあります。
浮気調査の盗聴でよく行われるのは、自宅の寝室や車の中に盗聴器を設置するという方法です。
自宅の寝室に浮気相手を連れ込むというのはかなり大胆な方法ですが、それだけに浮気されている側としては証拠を押さえたいと考えます。
一方、自家用車を持っている場合は車のシートやダッシュボードの中に盗聴器を設置することができます。
ただし、浮気相手以外を車に乗せた場合も、その会話が盗聴されてしまいます。
浮気調査をプロの探偵事務所に相談するケースがあります。プロはしっかり証拠を押さえようとするため、確実に盗聴するほか、盗撮する可能性があります。
浮気相手が家に出入りしている様子や二人が一緒にホテルに出入りする様子を写真に撮られると言い逃れはできません。
心当たりがある人は注意しましょう。
一方的に好意を寄せられたり、自分に興味を持たれたりした相手に盗聴器を仕掛けられることがあります。
「いつも同じ場所で出会う人がいる」
「いつも誰かに後をつけられているようだ」
「自分の行動が読まれているみたい」
と感じたら、それはストーカーに盗聴されているのかも知れません。
盗聴器を自分で見つけて撤去できるといいのですが、中には巧妙に仕組まれているケースがあり、素人では発見が難しい場合があります。
何らかの被害を受けていないと警察は動いてくれませんが、しつこいつきまといやストーカー行為が続く場合は「ストーカー規制法違反」になります。一度警察に相談してみましょう。
それと同時に、電話などで自分の行動を人にしゃべらないようにしましょう。どこで盗聴されているかわからないので、むやみに行先を言葉にするのは控えることが大切です。
空き巣はその名の通り、留守宅を狙って侵入します。空き巣の犯人は、狙いをつけた家がいつ留守になるのかを知るために盗聴器を設置して探ることがあります。
空き巣が盗聴器を設置するタイミングとしては、次の3つのケースが考えられます。
アパートやマンションなどの集合住宅で、玄関ドアに郵便受けがついているお宅は要注意です。そこに空き巣が盗聴器を設置している可能性があります。
玄関から離れた部屋の声は盗聴できませんが、特にひとり暮らしの場合は玄関に盗聴器を設置しておけば出かけたかどうかが確認できます。
それによって留守だとわかり、空き巣に入るのです。
空き巣は一度侵入に成功すると、また同じ家を狙う傾向があります。家の中の構造や侵入経路、家族の状況などがわかっているからでしょう。
そこで、過去に空き巣に入られた場合は、そのときに盗聴器を設置されている可能性があります。
一度空き巣に成功した家は「空き巣に入りやすい」と認識されますし、さらに住人の動向を盗聴しているので確実に留守の時間帯を狙うことができます。
引越した家や部屋に盗聴器が設置されているというケースがあります。前の入居者の会話を盗聴するために設置されたのがそのままになっていて知らずに入居すると、自分たちの会話がずっと盗聴されることになります。
特にコンセントの設置口(壁の中)など外からはわかりにくいところに仕掛けられていると、内覧時にも気づくことができず、そのまま入居してしまいます。
元々の盗聴器を設置したのが空き巣の犯人だった場合は、新しい入居者を狙って犯行に及ぶ可能性があるので引越し時には盗聴器の検査を受けると安心です。
まったく迷惑な話ですが、世の中には「盗聴マニア」と呼ばれる人がいます。いわゆるのぞき見趣味と同じで、人の秘密を探るのが好きなタイプです。
また、ストーカー行為に及ぶことはないけれど、自分に関心を持った人が興味本位で盗聴することもあります。
今までご紹介したのは個人レベルでの盗聴ですが、ビジネスの世界でも盗聴は行われています。
ビジネスの世界では常に熾烈な戦いがあり、本格的な盗聴が行われるようです。
このようなビジネス上の盗聴器は、かなり高性能の本格的なものが利用されます。
会議室のコンセントやホワイトボード、パソコンのマウス、USBメモリーなどに仕掛ける他、車に設置されることもあります。
さらに工事業者や清掃業者になりすまして盗聴器を設置することもあるので油断は禁物です。
ここまでは盗聴器を設置されるケースを見てきましたが、今の時代は自分を守るために盗聴器を利用することもできます。
例えば次のような場面では、盗聴器をうまく活用してみましょう。
いじめは時には深刻な事態を招くことがあります。第三者の証言も大切ですが、自分で盗聴器に録音して証拠にすることができます。
特に言葉によるいじめは、ボールペン型のボイスレコーダーなどをポケットにしのばせて録音しておきましょう。
最近はスマホの録音アプリを活用することもできます。決して泣き寝入りしないように、親子で向き合うことが大切です。
セクハラやパワハラに対する意識が高まっているものの、今だに多くの被害が出ています。しかも、被害者は弱い立場にいることが多く、なかなか声を上げづらい状況があります。
しかし、証拠があれば、企業や団体の相談窓口に申し出ることができます。この場合もボールペン型の盗聴器やスマホアプリなどを上手に活用してみましょう。
医師の診断ミスや医師の説明不足などで医療ミスを招くことがあります。この場合、患者側は弱い立場になることが多いのですが、医師から説明を受ける際にその話を録音しておきましょう。
盗聴というよりは「録音」として証拠を残すということです。
とは言っても、医師の目の前で録音すると嫌がられることがあるので、この場合もポケットに盗聴器をしのばせたり、スマホを使ったりすると安心です。
盗聴器は浮気調査をはじめ、多くの場面で利用されています。
盗聴する行為そのものは違法ではありませんが、設置する状況によっては犯罪になることがあります。
次のケースは犯罪にはなりません。
自宅や自分の所有物(車)に盗聴器を設置するのは問題ありません。また、同居の家族がリビングや寝室などに盗聴器入りの時計やぬいぐるみなどを設置するのも大丈夫です。
次のようなケースは罪に問われる可能性があります。
他人の家に無断で入って盗聴器を設置する場合 | 住居侵入罪(不法侵入) |
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電話機を使って通話を盗聴する場合 | ・有線電気通信法 ・電気通信事業法 |
他人のスマホに盗聴アプリを入れたり遠隔操作したりする場合 | 不正指令電磁的記録供用罪 |
このように多くの犯罪に問われる可能性があります。
もし自分の身の回りで盗聴器を設置された場合は、その設置方法が違法ではないかを調べてみましょう。
一方で自分が誰かの会話を盗聴する場合は、法に触れないように注意することが大切です。
盗聴器は手頃な価格で販売されているため、かなり身近な存在になっています。自分が知らない間に周囲の人に盗聴されている可能性があるので注意しましょう。
特によく盗聴されるケースとしては、次の6つが考えられます。
一方、いじめやセクハラ、パワハラなどで被害を受けている場合は、自分の身を守るために盗聴器を利用することもできます。
ただ、盗聴器の設置方法によっては犯罪になる場合があるので注意しましょう。