防犯カメラのお悩みを解決
このページで分かること
店舗や事務所だけでなく、個人の住宅でも屋内に防犯カメラを設置するケースが増えています。
個人の場合は防犯目的だけでなく、高齢者やペットの見守りといった目的でも利用されています。
このページでは防犯カメラを屋内で設置する場合に最適なタイプと設置の注意点についてご説明しています。
防犯カメラを屋外に設置する目的は大半が防犯対策ですが、屋内に設置する場合は幅広い目的や用途で利用されます。
業務用の防犯カメラを屋内に設置する例は、下記のようにたくさんあります。ほとんどが不審者対策や強盗・盗難(万引き)を防ぐ目的で設置されます。
アルバイトが多いコンビニなどでは、レジのお金の窃盗防止のためにレジ周辺を撮影する防犯カメラもあります。撮影された画像は有力な証拠となります。
設置場所 | 設置例 |
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コンビニや店舗 | ・出入口 ・店内 ・レジ |
事務所 | ・金庫 ・倉庫 ・受付 |
工場 | ・出入口 ・工場内 ・倉庫 |
ホテル | ・フロント、受付 ・エントランス ・エレベーターホール ・廊下 ・エレベーター内 |
金融機関 | ・ATM ・窓口 ・金庫室 ・出入口 |
さまざまな人が出入りするアパートやマンションでは、防犯カメラの設置が欠かせません。特に下記のような目的で設置されています。
アパートやマンションでは、入居者を守るために下記のように防犯カメラを設置しています。
一方、入居者がルールを守っているかどうかを管理する目的でも設置されています。
管理人に監視されるのはあまり気持ちのいいものではありませんが、ゴミ出しのルールを守らない人がいると入居者全員が不快な思いをします。
そのためにも防犯カメラが活用されています。
高齢者施設や幼稚園・保育園などでは、高齢者や子どもが急に外出してしまうケースがあります。
そういった場合に「いつ、どこから出て行ったか」などを確認するためにも防犯カメラが利用されます。
また、事故が起こった際の原因や経過を突き止めるためにも防犯カメラは役立ちます。ただし、プライバシーの問題もあるため、カメラの設置は出入口やホールなど多数の人が利用する場所に限られることが多いようです。
一般家庭での防犯カメラというと屋外(軒下や玄関、ガレージなど)に設置して不審者や下着泥棒などの対策の利用が多いのですが、屋内ではもっと幅広い目的で利用されています。
一般家庭が屋内に防犯カメラを設置する目的は、不審者対策よりも高齢者(離れて暮らす親)や留守番をしている子ども、ペットの様子などを見守るというケースが多くなっています。
通常の防犯カメラは撮影した画像をレコーダーに録画して、それをモニターで再生することで確認できます。
しかし、それではリアルタイムで現場の様子を見ることができません。特に高齢者や子ども、ペットなどの様子を確認したい場合は、遠隔地からでも画像が見られるネットワークカメラがおススメです。
ネットワークカメラはカメラとコンピューターが一体化したもので、カメラにIPアドレスが割り当てられることから「IPカメラ」とも呼ばれています。
遠隔地で画像を確認するというと難しく感じるかも知れませんが、操作はとても簡単です。カメラを希望の場所に設置し、画像を確認するスマホにアプリをインストールすれば完了です。
複雑な配線などがなく、離れたところからでも室内の様子が見られます。
一般家庭が屋内で防犯カメラを設置する際には、カメラだけでなくホームセキュリティ会社や警備保障会社のサービスと連動した利用が増えています。
不審者対策 | ピッキングやガラス破りなどで窓やドアから不審者が侵入すると感知してセキュリティ会社に通報するサービス |
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非常呼び出し(通報) | 不審者の侵入や押し売りの訪問、急病など非常時にボタンを押すとセキュリティ会社に通報できるサービス |
ガードマンの駆け付け | 非常時や体調不良のときにボタンを押すとガードマンが駆け付けるサービス |
長期不在時の見回り | 出張や入院などで長期間自宅が不在(無人)になる場合に、ガードマンが定期的に巡回するサービス。新聞やチラシなどの投函物の整理も行っています。 |
会社や事務所、店舗などは警備員を置くことができますが、一般家庭ではそこまではできません。
そのために防犯カメラを設置しても、不審者の姿は撮影できたとしても取り押さえることができません。被害に遭った場合に証拠は残せますが、捕まえるのは困難です。結果的に泣き寝入りになってしまうこともあります。
しかし、ホームセキュリティサービスを利用すれば防犯カメラの作動だけでなくガードマンが駆け付けてくれるので素早く対応ができるというメリットがあります。
一般家庭用のホームセキュリティサービスの費用はそれほど高額ではなく、月数千円から可能なので検討されるといいでしょう。
屋内用防犯カメラと言っても多くの種類があります。どんなタイプを選べばいいのか、見ていきましょう。
屋内用防犯カメラの種類と特徴は次の通りです。
防犯カメラの種類 | 特徴 |
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ボックス型カメラ | カメラ部分が箱で覆われているタイプで、屋外にも設置できます。ドーム型に比べると大きく目立つため、威圧感があります。ただ、カメラの向きがすぐにわかるために、犯人はその方角を避けて犯行に及ぶという可能性があります。一般家庭よりは店舗や金融機関などでの利用が多いのが特徴です。 |
ドーム型カメラ | カメラ部分を半球型のドームで覆っているタイプです。丸くて小さいため、ボックス型よりも威圧感はありません。また、カメラがどの方向を向いているのがわからないため、侵入者はカメラを避けた行動が難しいという特徴があります。 一般家庭でも屋内でよく利用されます。 |
赤外線カメラ | 倉庫や小屋など暗闇では暗くて何を撮影したのかわからないということがあります。赤外線カメラは暗い場所でも赤外線LEDが点灯して照らすため、暗所でも鮮明な画像が撮影できます。 |
ネットワークカメラ | カメラとモニター(スマホやパソコン)をネットワークでつないで、遠隔地でも画像がリアルタイムで確認できます。 |
無線カメラ | カメラとレコーダーを有線で接続しなくても、撮影した画像を無線でレコーダーに送信するタイプのカメラです。配線ができない場所などに便利です。 |
屋外で防犯カメラを設置する場合は、撮影の機能だけでなく防水や防塵性能、設置場所に取り付け可能かどうかや配線のことなどを心配しなければなりません。しかし、屋内に設置する場合は、そういった心配は不要です。
目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
屋内用の防犯カメラを選ぶ際には、次の点に注意しましょう。
特に屋内での設置は、落下してケガをすることがないように気をつけましょう。ペットは思いがけない動きをするものです。ペットに壊されないように設置場所を考えることも大切です。
また、ネットワークカメラはIDやパスワードが必要ですが、人に知られないように気をつけましょう。
業務用(店舗や会社など)では屋内のあらゆる場所に防犯カメラが設置されています。防犯目的だけでなく、利用者の見守りといった目的での利用も増えています。
一般家庭が屋内で防犯カメラを設置する場合は、防犯目的もありますが、高齢者や子ども、ペットの見守り目的が多くなっています。特に遠隔地からリアルタイムで画像を確認できるネットワークカメラに人気があります。
さらにホームセキュリティ会社や警備保障会社のホームセキュリティサービスと連動した防犯カメラもあり、より安心感が得られます。
屋内で防犯カメラを設置する際は、落下や暗所撮影が可能かどうかを注意しましょう。