防犯カメラのお悩みを解決
このページで分かること
犯罪の手口が巧妙になり、店舗やオフィス、工場などでは防犯カメラは必須となっています。さらにストーカーやご近所トラブル、盗難などの対策として、一般家庭でも防犯カメラを設置するケースが増えています。
防犯カメラは設置するだけでも犯罪の抑止効果がありますし、万が一犯罪が起こった場合には有力な証拠となります。
ここでは初めて防犯カメラの設置をお考えの方のために知っておきたいポイントをご紹介します。
ひと口に「防犯カメラ」と言っても、さまざまな種類があります。
防犯カメラは家庭用、業務用があります。また、それぞれにさまざまな機能が備わっているため、設置する際には用途に合わせて選ぶことが大切です。
業務用とは店舗や事務所、工場、マンションのエントランスなどに設置するタイプのものを指します。
家庭用には駐車場や玄関、裏口などに設置するタイプがあります。
有線タイプはコンセントが必要で、場合によっては配線工事を伴うことがあります。電源が確保できない場所や配線工事が難しい場合は設置が困難になります。
一方、ワイヤレスタイプは乾電池などで作動します。電源を確保できない場所でも設置できるというメリットがあります。また、設置が簡単なので、今すぐ設置したいという場合にも便利です。ただし、機種によっては撮影可能時間や録画可能時間が有線タイプよりも短いというデメリットがあります。
屋内用は店舗内やマンションのエレベーターホールなどに設置するタイプのものです。屋外用は駐車場や玄関、通用口などに設置します。屋外用は防水機能が備わっているものを選ぶのがポイントです。
従来の防犯カメラは「アナログカメラ」と呼ばれるもので、カメラ本体と撮影した画像を録画する装置(レコーダー)、そして録画した画像を見るモニターが必要です。テレビの刑事ドラマなどでもよく見かけるので、何となくイメージできるのではないでしょうか。
一方のネットワークカメラはカメラとコンピューターが一体化したもので、カメラ自体にIPアドレスが与えられます。離れた場所でスマホやパソコンからも映像を確認できるのが特徴です。
防犯カメラのように見せかける「ダミーカメラ」もあります。実際には撮影は行いませんが、「ここには防犯カメラがある」「自分の姿が撮影されているのかも?」と思わせて犯罪を抑止する効果があると言われています。
ダミーカメラは1000円程度で購入できます。
上記の防犯カメラの種類の中でもご紹介していますが、防犯カメラにはさまざまな機能が備わっています。
赤外線LED搭載タイプ | 通常のカメラは夜間や暗い場所では真っ暗にしか映りません。しかし、赤外線LED搭載タイプの防犯カメラなら暗い場所や夜間でも明るく撮影できるため、不審者の侵入をしっかりとらえることができます。 | センサーライト搭載タイプ | 防犯カメラはその場所を撮影し画像を残すことはできますが、不審者を撃退することはできません。しかし、センサーライト搭載タイプは撮影をしながら不審者に対して白色LEDライトを照射することができます。不審者はその光に驚いて退散するため、被害を抑えることができます。 | スマホ連動タイプ | 防犯カメラに映った画像をスマホで確認できるというタイプです。操作は簡単で、防犯カメラをインターネットに接続し、スマホのアプリをインストールして設定をすれば完了です。離れた場所からでも映像を確認できるのがメリットです。 |
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防犯カメラは高いというイメージをお持ちの人が多いかも知れません。でも、最近はかなり安価で販売されています。
防犯カメラの設置を検討する際には、本体価格と設置工事費用、録画するレコーダー、画像を見るモニターが必要です。
無線タイプの防犯カメラなら業者に頼まなくても設置が可能なものがあります。また、有線タイプでも必要な機材がすべてそろって工事費込みで数万円~販売されています。
自分が必要とする機能と費用をよく確かめて選ぶようにしましょう。
業務用の場合はリース契約で設置することもできます。リースの場合はメンテナンス料が無料、故障・盗難などに対しての保険があるなどのサービスがセットされているものがあります。
一般のデジタルカメラやスマホを購入する際にも、カメラの性能はしっかり確認しますよね。
特に重要なのは画素数ですが、防犯カメラの性能はそれだけではありません。
防犯カメラ設置前には、次の点をチェックしましょう。
デジタルカメラを購入する際にも画素数をチェックされると思います。画素数が多いほど解像度が高くきれいな画像が撮影できます。
防犯カメラもせっかく撮影しても、画像が荒くて何が映っているのかわからない……ということでは困りますよね。選ぶ際には画素数が多いものを選ぶようにしましょう。
ちなみに最近のデジタルカメラの画素数は2000万画素~3000万画素ですが、防犯カメラの画素数は100万~200万画素が中心です。これより低いものは避ける方がいいでしょう。
解像度(画素数)と同じほど重要なのが「ピント調整機能」です。通常、防犯カメラのピントは設置工事時に業者が合わせてくれますが、昼間にピントを合わせると夜間には合わなくなるということがあります。
これではせっかく不審者を撮影しても、画像がぼやけてしまいます。
最近は自動でピント調整をする防犯カメラが販売されているので、チェックしてみましょう。
防犯カメラの寿命は製品ごとの品質だけでなく設置場所の環境によっても違ってきます。特に屋外に設置する場合は、風雨や気温など多くの影響を受けるため、屋内よりも劣化が進みやすくなります。
購入時は耐久年数がどれくらいか、また保証期間は何年間かをよく確認することが大切です。
防犯カメラは業務用から家庭用までさまざまな種類があります。設置場所や目的に合わせて機能や価格、耐久性などを考慮して選ぶことが大切です。最近は犯罪防止のためだけでなく子どもや高齢者の見守りなど目的も多様化していて、遠隔地から画像を確認できるネットワークカメラやスマホ連動型防犯カメラなども増えています。操作は慣れればそれほど難しいものではありませんが、セキュリティ面の管理が重要になります。
防犯カメラの費用は安いものは1万円程度から数万円、中には10万円以上のものもありますが、価格だけでなく画素数やピント調整機能などもよく比較検討して選ぶようにしましょう。また、配線工事や設置工事が必要なケースでは工事費用も必要になります。
防犯カメラは設置場所によっては劣化や故障が起こりやすくなります。保証期間がどれくらいなのかもよく調べておきましょう。