鍵交換のお悩みを解決
両手に荷物がいっぱいというときに、バッグの中から鍵を取り出してガチャガチャと開けるのは大変!
そんなときに、鍵穴にキーを差し込まなくても開けられるカードキーやリモコン型キーがあると助かります。
今回は家の玄関ドアをスマートキーに鍵交換することについて、まとめました。
最近の自動車は「キーレスエントリー」と言って、鍵穴にキーを差し込まなくてもドアロックの解除できるものが増えてきました。さらにキーそのものに触れることなくロックの開閉ができる「スマートキー」も増えていますね。スマートキーは鍵自体がリモコンのようになっているので、近づくだけでロックが解除できるしくみです。
家の玄関の鍵もスマートキーの時代になりつつあります。
スマートキーには、次の5つのタイプがあります。
では、それぞれをくわしくご説明していきます。
カードキーとは、非接触型ICカード型の鍵のことを言います。非接触型ICカードとは、fericaカード(SuicaやICOCAなどの鉄道で使えるカード)などによく見られるもので、カード内にICチップとアンテナが内蔵されています。
Suicaなどのようにピッとかざすだけで情報を読み取ってくれます。
玄関鍵の場合もこのカードキーをドアの取っ手部分にかざすと鍵が開くしくみになっています。
クレジットカードなどと同じサイズなので、薄くて軽いのが特徴です。また、財布やカードケースに入れて持ち運べる点が便利です。
一方、磁気のあるものに近づけると故障する可能性があります。また、薄いため紛失したり、財布ごと落として失くしたりということもあります。
ただ、紛失した場合は、そのカードは無効にすることができます。別の鍵で再登録すれば、また使用できます。リモコンタイプの鍵よりも安い点もメリットです。
自動車のスマートキーのように小型のリモコンになっている鍵のことです。玄関ドアの近くでリモコンボタンを押すと鍵を開け閉めできます。
また、リモコンキーを操作せずに、ドアのアンテナ部分に近づくだけで開錠できるタイプの鍵もあります。
玄関ドアの取っ手などに触れなくても開錠できるため、荷物を持っていたり、子どもを抱いていたりして両手がふさがっているときに便利です。
カード型キーよりも重さや厚みがあるため、失くしにくいという点もメリットだと言えるでしょう。磁気に触れることで壊れる心配もありません。
ただ、紛失した場合は交換費用が高いこと、カード型キーよりもかさばるので邪魔になると感じることがあります。
リモコン型キーをバッグやポケットに入れておけば、ドアに内蔵されているアンテナが飯能して、玄関のボタンを押すだけで鍵の開け閉めができます。
メリット・デメリットはリモコン型キーと同じです。
カードキーとしくみは似ています。ICチップを内蔵した小さなシールをスマートフォンやキーホールダーなどに自由に貼って、スマートキーにすることができます。
鍵を失くすのが心配という人は、スマートフォンや車のキーにシールを貼っておくと安心です。
カードが増えて困るという人には、かさばらないのでおススメです。また、鍵そのものがないので、鍵を紛失するということがありません。
ただ、ICチップ内蔵なので、磁気に近づけないように注意が必要です。
おサイフケータイに対応しているスマートフォンや携帯電話に専用のアプリをダウンロードすることで鍵として使うことができます。また、楽天Edyカードでも同じように玄関の鍵として使えます。
携帯電話やスマートフォンをかざすだけで鍵の開け閉めができます。また、鍵の紛失ということがない点も安心できますね。
デメリットとしては、おサイフケータイに対応していない機種があるということ、子どもや高齢者などでスマートフォンを持っていない場合は困るという点などがあげられます。
何かと便利なスマートキーですが、防犯面での不安はないのでしょうか。
従来の鍵穴にキーを差し込んで開けるタイプの鍵は、ピッキングやサムターン回しなどの被害が多く見られます。
しかし、スマートキーは鍵穴そのものがないため、ピッキングの被害に遭うことはありません。
また、もし不正に開錠されても、サブキーを開錠しないとドアが開かないなどの防犯システムが備わっています。中にはオートロックタイプになっていて、鍵の閉め忘れでも自動でロックされるものもあります。
従来の鍵よりも防犯性能に優れていると言えるでしょう。
室内側のサムターンは2ヶ所に付いているので、簡単に開けることができません。その点でも安心です。
リモコンタイプのキーは電池切れの心配がありますが、電池の残量が少なくなるとドアのランプやブザーで知らせてくれます。
電池切れのサインが出たら、早めに電池交換をすれば大丈夫です。
おサイフケータイで開錠するタイプの場合は、携帯電話やスマートフォンを機種交換することがあります。
機種交換の際には、おサイフケータイに対応している機種を選ぶようにしてください。そうすれば、それまでと同じように利用できます。
では、これらのスマートキーを導入するには、どうすればいいのでしょうか。
スマートキーに変えるには、ドア板をまるごと取り換える方法とスマートキーを取り付ける方法があります。価格はスマートキーのタイプによって異なりますが、ドア板本体を取り換える場合は15万円~40万円程度とかなり高額になります。スマートキーだけを取り付ける場合は、補助錠として既存の鍵にプラスする方法が多いようです。この場合でも4~5万円ほどかかります。
新築住宅を建てる場合は、最初からスマートキーを導入されるケースが増えているようです。
ドア板ごと取り換えるのが一般的ですが、現在の鍵穴式の玄関鍵にかぶせてIC化するものや、既存の鍵の上下どちらかに取り付けるタイプがあります。
ただ、現在のキーシリンダーやドアノブの形状やサイズに合わない場合があります。
しかも、セットで4~5万円ほどかかります。ICキーセットを購入しても、うまく取り付けできないと困るので、事前にリフォーム会社や鍵の専門業者に相談してみましょう。
スマートキーに交換する際には、次の点に注意しましょう。
小学生など子どもが先に帰宅して鍵を開ける家庭や、高齢者がいる家庭で認知症の心配がある場合は、扱いが難しくないか、よく検討することが大切です。
また、一般にカード型キーに比べてリモコン型キーの方が価格が高いと言われています。もし、鍵を紛失した場合、リモコン型は再購入に費用がかかるということを理解しておきましょう。
鍵穴に鍵を差して開けるという従来のタイプは、ピッキングやサムターン回しの被害に遭いやすいため、防犯面では危険や不安が伴います。
最近はキーレスで開錠できる「スマートキー」が出ています。ICカードやリモコン型の鍵を使う方法、ボタンを押す方法、おサイフケータイを使う方法など、使いやすい上に防犯面でも安心できるしくみになっています。
スマートキーの導入には、ドア板ごと交換する方法が一般的です。費用はかかりますが、使いやすさや防犯、鍵の紛失の心配がないなどの点で安心して利用できます。