鍵交換のお悩みを解決

鍵交換を自分でやるのは不安!そんな人のための業者選びの4つのポイント

鍵交換を自分でやるのは不安!そんな人のための業者選びの4つのポイント

鍵の紛失や故障、近所で泥棒の被害が発生など、さまざまな事情で鍵交換の必要に迫られるケースがあります。

鍵交換は自分でもできないことはありませんが、防犯面での不安や作業中にドアを傷つけないか……などを考えると専門業者に依頼する方が安心です。

ここでは鍵交換の業者選びのポイントをご紹介します。

鍵を交換するのはどんなとき?

まず、鍵交換をするのはどんなケースがあるのかを見てみましょう。意外と日常生活の中で多いことがわかりますよ。

鍵交換や鍵トラブルが起こる場面

鍵交換は次のような場面で検討することになります。

  • 鍵を紛失した
  • 鍵が壊れて開かない
  • 鍵の締まりが悪い(調子が悪い)
  • 近所で泥棒の被害が多発していて不安

鍵交換は急を要することも

鍵を紛失したり、鍵が開かなくなったりしたら、すぐにでも鍵の業者に相談しなければなりません。

子どもが鍵を失くしただけでも、家族は不安になるものです。少しでも早くに新しい鍵と交換してもらいましょう。

鍵交換業は誰でも開業できる

鍵の交換業者は信頼できるところでないと困りますね。鍵を作ってもらったものの、その業者が合鍵を作ってこっそり忍び込む可能性があるからです。

また、泥棒と手を組んで犯行の手助けをしないとも限りません。万が一のことも考えて、しっかりとした業者、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

鍵交換業の開業条件

ところが鍵交換業は開業するにあたって、特別な資格や条件は必要ありません。

鍵交換業の事業形態

鍵交換業は大きく分けると、次の2つの業態があります。

業務内容 事業形態
キースミス型 鍵の販売や合鍵の製作が中心 スーパーの中にスペースを設けて靴の修理なども一緒に請け負っている
ロックスミス型 鍵の紛失や鍵が開かないなどのトラブル発生時に顧客先に出張して修理や開錠、メンテナンスなどの作業を行う 店舗を構える業者だけでなく専用車両で営業を行う業者もある

特にロックスミス型は比較的簡単に開業できるため、個人での開業も可能です。また、最近はフランチャイズ展開をする業者も増えています。

鍵交換の業者選び~4つのポイント

ただし、いくら急いでいるからと言っても、信頼できない業者に頼むのは不安ですね。業者を選ぶ場合は、次の点をチェックしてみましょう。

  • ホームページがあるかどうか
  • 店舗があるかどうか
  • 資格を持っているかどうか
  • 社員証や身分証明証を持っているかどうか

では、それぞれをくわしく見ていきましょう。

ホームページがある鍵交換業者かどうか

最近はまずホームページで業務内容などを確認する人が増えています。

そのため、ホームページに必要な情報が掲載されているかどうかを確認しましょう。

ホームページのチェック項目

ホームページは次の点を確認しましょう。

  • 業務内容
  • 個人経営か法人か
  • 金額(鍵の単価、修理作業の費用など)
  • 所在地
  • 従業員数
  • 社歴(営業年数)
  • 実績
  • 賠償責任など

業務内容はただ単に鍵の販売や合鍵作りだけの業者ではなく、出張修理や防犯に対してのアドバイスなどもできる業者の方が安心です。

また、実績や設置例などもよくチェックしましょう。

費用の内訳も要確認

鍵の費用や修理費用は記載されていても、別途出張費用がかかる場合があります。

ホームページの費用には出張料金や修理に必要な部品代がきちんと記載されているかどうかもしっかり確認しておきましょう。

店舗がある鍵交換業者かどうか

鍵の交換業者の中には専用車両で出張して鍵の修理や交換を行うタイプの業者がいます。店舗を構えないために費用が抑えられるという点を売りにしているようですが、修理後に何らかの問題が発生した場合に連絡できずに困るケースがあります。

また、店舗を構えていると逃げることができないという意味でも、安心感があります。「店舗があれば大丈夫」というわけではありませんが、ひとつの安心ポイントとしてチェックしておきましょう。

資格があるかどうか

上でも書いた通り、鍵交換業を開業や営業するのに、特に資格が必要というわけではありません。

しかし、次のような鍵に関する資格を持っている業者なら、さらに安心できます。

  • 錠施工技師(日本ロックセキュリティ協同組合)
  • 錠前技師(日本錠前技師協会)
  • 鍵師(日本鍵師協会)
  • 防犯設備士(日本防犯設備協会)

錠施工技師とは

錠施工技師は厚生労働大臣認定の錠施工検定に合格すると与えられる資格です。日本ロックセキュリティ協同組合が実施する検定で、社内検定認定制度(国家資格の技能検定を補完する制度)のひとつです。
1級から3級まであります。

錠前技師とは

錠前技師は民間資格で、日本錠前技師協会が認定しています。同協会認定のロックマイスター養成講座を卒業すれば資格が取得できます。
この講座では8日間~2ヶ月間で鍵に関するさまざまな講座を受講し、開業するまでのスキルを学べるようになっています。

鍵師の資格とは

鍵師の資格は民間資格で、日本鍵師協会が認定しています。
資格にはマスター鍵師と1級鍵師、2級鍵師があり、筆記試験と実技試験が実施されます。

同協会が実施する養成講座を受講すると、必要な知識や技能が学べます。

防犯設備士とは

防犯設備士は公益社団法人 日本防犯設備協会が実施、認定している資格です。国家資格ではありませんが、警察庁の指導のもとで同協会が防犯設備士の養成と資格認定試験を実施しています。

警察も防犯設備士の活躍には期待するほどで、防犯のプロとして認められる資格です。鍵の修理や交換とは直接関係がありませんが、防犯の知識や技能があるので鍵業者の中でこの資格を持つ人がいると安心できます。

社員証や身分証明証があるかどうか

出張で鍵交換や修理に来てもらう場合は、鍵専門業者としての社員証や、上記でご紹介した資格の認定証などを持っているかどうかを確認しましょう。

また、業者のホームページにも保有資格の記載があるかどうかを見ておきましょう。

大手業者でも担当者は未熟な場合があるので要注意

しっかりしたホームページを持っている大手業者は、全国に支店を持っている場合があります。

また、支店ではなく、フランチャイズ契約をしている人が出張してくるケースもあります。

その場合、本社は信頼ができても、やって来た人が信頼できるかどうかはわかりません。作業を始める前に必ず社員証などを確認すると同時に、作業時はそばで様子を確認するようにしましょう。

少しでも気になる点があれば、担当者の名前を聞いておき、本社に連絡して適切な対応をしてもらうことが大切です。

鍵交換の業者選びのポイント~まとめ

鍵の紛失や鍵が開かないという場合や引越しなどで鍵を交換したい場合など、鍵の交換・修理が必要な場面は結構起こります。

鍵の交換は自分でもできないことはありませんが、失敗するとその後の施錠ができなくなってしまいます。

そんなときは鍵修理や鍵交換の専門業者に依頼しましょう。

業者を選ぶ場合は、ホームページや店舗があるかどうか、鍵や防犯に関する資格を持っているかどうかなどをよく確認するようにしましょう。

また、後日問題が発生したときに備えて、担当者の名前と連絡先をきちんと聞いておくことも大切です。