外壁塗装のお悩みを解決

わが家の外壁塗装の費用はいくら?見積もり書で費用が妥当か確認しよう

わが家の外壁塗装の費用はいくら?見積もり書で費用が妥当か確認しよう

外壁塗装は費用の相場がわかりにくいと言われています。塗装をする家の築年数や塗装面積、使用する塗料などによって金額が大きく変わるからです。

そのため、よその家の塗装費用を聞いてもあまり参考にはなりません。「わが家の外壁塗装はいくらが妥当なのか」をしっかり把握することが大切です。

そのためには、見積もり書をしっかり確認しましょう。

外壁塗装の見積もり書には何が書いてあるの?

業者さんに見積もり書をもらっても、総額しか見ていないということはありませんか?
内訳をくわしく確認することが大切です。

外壁塗装の見積もり書の内訳

外壁塗装には、次のような項目が記載されています。

名称 数量 単価 金額
◆仮設足場工事 200㎡ 700円 140,000円
◆飛散防止ネット
(養生シート)
200㎡ 150円 30,000円
▲高圧洗浄 200㎡ 200円 40,000円
▲下地補修 一式 40,000円
★下塗り 200㎡ 700円 140,000円
★中塗り 200㎡ 1,200円 240,000円
★上塗り 200㎡ 600円 120,000円
コーキング打ち替え 一式 25,000円
合計 775,000円

塗料の種類や作業内容も記載

業者さんによって見積もり書の書き方や内容は異なります。上記の内容の他に塗料の種類(メーカーや品名)、作業内容(下地補修ならケレン作業やクラック補修など)が記載されているので、よく確かめておきましょう。

また、見積もり書は作業別に記載されています。上の表の◆や▲、★は次の作業を示しています。

  • ◆足場に関する作業
  • ▲下地に関する作業
  • ★塗装に関する作業

各作業別に金額が記載されているかどうかも確認しましょう。

契約する前にきちんと見積もり書の内容を確認

契約を交わした後での解約はできません。契約する前に、しっかり内容を確認することが大切です。見積もり書をもらったら、次の点をチェックしてみましょう。

外壁塗装の見積もり書のチェックポイント

  • すべての費用を「外壁塗装工事一式」としてまとめて記載していないか
  • 工程ごとに「〇〇一式」とまとめて記載していないか
  • 下処理(高圧洗浄や下地補修など)を予定しているかどうか
  • 使用する塗料の内容が記載されているか
  • 塗装は2回または3回行うようになっているか

では、どうしてこれらの点をチェックしなければならないのか、ご説明します。

すべての費用を「外壁塗装工事一式」とまとめていたら要注意

「細かい内訳が書いてあっても専門的なことはわからないから、工事費用一式で〇〇万円と書いてくれればそれでいいよ」なんて考えていませんか?

もしそんなざっくりした見積もり書を渡されたら、実際にどんな工事をするのかまったくわかりません。もしかしたら本来は必要な工程を省かれるかも知れません。

例えば下地処置(高圧洗浄やケレン作業など)を行わないと、ゴミやさびなどがそのまま外壁の表面に残っています。そこに塗料を塗ると異物が混入するので塗装表面にブツブツができたり、気泡ができて塗装がはがれたりする原因になります。

さすがに「外壁塗装工事一式」という見積もり書はないでしょうが、各工程がきちんと記載されているか確認しましょう。

工程ごとに「〇〇一式」とまとめて記載していないか

「高圧洗浄一式 〇〇万円」「外壁塗装一式 〇〇万円」と工程ごとにまとめて記載されている見積もり書も要注意です。これではどんな作業を行うのかがわかりません。

高圧洗浄は行っても下処理のケレン作業やクラック補修を行うのかどうか、「塗装一式」の場合は何回塗装をするのか、下塗りや中塗りをするのかどうかが不明です。

下地補修やコーキング打ち替えなど㎡数がはっきりしない場合は「下地補修一式 〇〇円」と記載されることはありますが、そうでない場合は工程がしっかり記載されているか確認しましょう。

足場工事も「足場設置」と「飛散防止ネット(養生シート)」が分けて記載されていることが理想ですが、業者によっては「足場工事一式(飛散防止ネット含む)」としているケースがあります。これはきちんと飛散防止ネットの費用が含まれているとわかるので安心できますが、そうでない場合は後で飛散防止ネット代金を請求される可能性があるので注意しましょう。

下処理(高圧洗浄や下地補修など)を予定しているかどうか

外壁塗装のことをくわしく知らない一般の人は、「外壁塗装とは外壁に塗料を塗ること」だと思っていますが、実は足場を設置したり、飛散防止ネットを張ったり、下処理をしたりといったことも含まれます。

上でも書いた通り、下処理をするかどうか(行うのが当然なのですが)を記載しているかどうかを確認しましょう。

使用する塗料の内容が記載されているか

外壁塗装は、使用する塗料によって費用が大きく違ってきます。見積もり書にはどんな塗料を使うのかが書かれていなければなりません。

外壁塗料には「シリコン系」や「ウレタン系」などのタイプがあります。もちろん打ち合わせ時に選んだもので見積もり金額を出しているはずですが、中には「シリコン系」とだけ記載して、実際にはシリコン系でも単価が安い塗料を使う業者があります。
見積もり書にメーカー名や品名の記載があると安心できます。

なお、見積もり書にある「外壁塗装 下塗り 〇〇万円」などは「塗料の費用+工賃」のことが多いのですが、業者によっては「△△塗料 2缶 〇〇万円」「塗装3回 工賃 〇〇万円」と記載するところもあります。

塗装は2回または3回行うようになっているか

通常、外壁塗装は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回、または「下塗りと上塗り2回」の3回行います。
そのことが見積もり書に書かれていない場合は、確認してきちんと記載してもらいましょう。

「〇〇一式」でも別紙で詳細があればOK

「足場費用一式 〇〇万円」「塗装費用一式 〇〇万円」と一式で記載していても、別紙に詳細が記載されていれば問題ありません。

外壁塗装の見積もりの相場を確認しよう

業者さんが見積もり書を出してくれても、それが妥当な金額かどうかわかりませんよね。
そこで、「相場はどれくらいなのか」を確認しましょう。

外壁塗装の面積を計算

見積もり書には必ず作業を行う「面積」と「単価」が記載されていて、これが計算の基本となります。

延べ床面積から外壁面積を算出

塗装する面積を正確に出すには塗る範囲をメジャーで測量する方法がありますが、そこまでしなくても延べ床面積から外壁の面積をある程度計算できます。

  • 延べ床面積(㎡)×係数(1.1~1.4)=外壁面積

延べ床面積が30坪の場合、1坪は3.3㎡なので30×3.3=99㎡となります。
さらに係数をかけ算しますが、係数は一般的には1.2が使用されているので、それで計算してみましょう。

99㎡×1.2=118.8㎡

これが塗装する面積になります。

外壁塗装の単価の相場

次に外壁塗装の単価を見てみましょう。

工程 ㎡あたりの単価
足場工事 600円~800円
飛散防止ネット
(養生シート)
150円~200円
高圧洗浄 200円~250円
外壁塗装
(シリコン系塗料の場合)
2,500~3,500円
シーリング打ち替え 900円~1200円

これらを参考に、自宅の外壁塗装がいくらくらいになるか計算してみましょう。

外壁塗装で相見積もりは必須~注意点はこれ!

1社だけで見積もりを出してもらっても、それが妥当な金額なのかわかりません。そこで複数の業者に見積もりを出してもらいます。

これを「相(あい)見積もり」と言います。

相見積もりは安さだけに惹かれないこと

複数の業者で見積もりを出してもらうと、総額に差があることがわかります。どこもほぼ同じ金額なら「ほぼ妥当」と判断できますが、大きく異なる場合は迷ってしまいますね。

安すぎる見積もりは問題アリかも!

費用は少しでも抑えたいところですが、あまりに安すぎる場合は要注意です。

  • 粗悪な塗料を使っている可能性がある
  • ずさんな工事をする可能性がある
  • 見積もり書には高い金額を記載して大幅値下げをアピールしている

これらのことが考えられます。
あまりに安すぎる業者は敬遠した方が無難だと言えます。

金額以外も比較すべし

相見積もりの最大の目的は費用を比較することですが、それ以外の点もよくチェックしましょう。

特に次の点を確認すると安心です。

  • なぜその塗料や工法を採用するのか、きちんと説明があるかどうか
  • 外壁の問題点(ひび割れや雨漏りの可能性など)を把握しているかどうか
  • 施工実績が豊富かどうか
  • 屋根の塗り替えなど、それ以外の工事の押し売りをしないかどうか
    (本当に必要な工事なら、その説明がきちんとあるかどうか)

  • 近所(地元)の評判

外壁塗装の見積もり~まとめ

外壁塗装はたびたび実施するものではないだけに、費用の相場がなかなかわかりません。また、金額が高い工事なので、慎重に検討したいものです。

業者に見積もりを出してもらったら、「一式で〇〇万円」と略した内容ではないかどうか、記載されている費用が相場に近いものかどうかなどを確認しましょう。

念のために複数の業者から相見積もりを取って比較検討すると安心です。