鍵交換のお悩みを解決

鍵の交換が必要なのはどんなとき?注意点もご紹介

Change Concept. Keys with Golden Keyring on Black Wooden Table. Closeup View, Selective Focus, 3D Render. Toned Image.

鍵を交換をしたほうがいいタイミング

自宅の鍵を交換したほうがいいのは、以下のようなときです。

  • 防犯性を高めたいとき。
  • 鍵を紛失したとき。

鍵の交換により、防犯性が高まる

2,000年代ごろから、鍵を新しいものに交換するご家庭が増加しました。これは、古い鍵を使用していると、ピッキング被害に遭う危険性が高まったからです。

ピッキングは犯行時間が短い上に、使用する道具も大きなものではなく、簡単に持ち運べるものであることから、空き巣が家屋に侵入するときによく使う手段です。古い鍵は、もはや鍵とは呼べません。新しい鍵に交換し、セキュリティを向上させましょう。

鍵を紛失したら、必ず交換を

鍵をどこかに落としたとしても、戻ってきさえすれば、交換の必要はないと考えるかもしれません。しかし、これは大きな間違いです。何故なら、一旦誰かの手に渡った鍵は、スペアキーを作られている可能性があるからです。

今の時代、インターネットから注文するだけで、スペアキーを作ることが可能です。手元に実物がなくても、鍵に記載されている「鍵番号」というものがわかると、簡単にスペアキーが作れてしまいます。たとえ鍵を拾ってくれた人が知り合いだったとしても、油断するのは危険です。

落し物を拾ってくれた親切な人を疑うのは、罪悪感を抱くかもしれませんが、鍵番号は銀行口座の暗証番号と同じか、それ以上に重要な個人情報だと考えるべきです。一旦鍵を紛失したら、必ず鍵の交換を行いましょう。

鍵の交換は業者に頼むのがおすすめ

インターネット上には、自分で鍵の交換をする方法について、解説しているサイトも存在します。自分で鍵を交換できたら、費用の節約することができます。しかし、鍵を適切に交換するには、専門知識や技術が必要になります。

ドアに合った鍵を選んだり、細かい調整を行ったりしなければならないので、素人がやると失敗しやすいです。自分で交換するにしても、道具や新しい鍵を購入しなければならないのでお金がかかりますし、失敗すると結局は専門業者に依頼することになるので、二重に費用がかかってしまいます。

防犯面にも影響を及ぼすことなので、できれば最初から専門業者にお願いすることをおすすめします。

鍵の交換業者の選び方

鍵を交換し、その家の防犯性を高めるというありがたい仕事をしてくれる鍵屋さんですが、残念ながらその技術や立場を悪用し、お客の家屋に忍び込んだ事例が存在します。また、業者によっては予想以上の金額を請求してくることもあります。

鍵屋を開くために必須の資格はないため、誰でも開業できてしまうのが現状です。ぼったくりに遭わないために、そして、自身や家族、財産を犯罪から守るために、業者選びのポイントをチェックしておきましょう。

警察に鍵の交換業者を紹介してもらう

Senior couple standing together in yard

意外かもしれませんが、警察におすすめの鍵屋さんを尋ねると、紹介してもらえることがあります。

家族や従業員と連絡が取れないという相談を受けたときや、何か事件が発生したときなど、警察は鍵屋さんに依頼して鍵を開けてもらうため、両者には深いつながりがあります。

警察は、腕が良く、信頼できる鍵屋さんを選んで依頼しますから、警察が紹介してくれる業者に依頼すると、安心できるでしょう。

100%鍵の交換業者を紹介してもらえるとは限らない

ただ、特定業者の斡旋をすることになってしまうという事情から、紹介を断られるケースもあります。このような場合は、警察署の近所にある鍵屋さんを選ぶというのも一つの手です。

そのような鍵屋さんは警察からの依頼が多いため、料金が割高になる可能性が高いですが、警察のそばで悪徳商売をする可能性は非常に低いと思われます。

「防犯設備士」を取得している鍵の交換業者を選ぶ

「防犯設備士」とは、防犯設備機器に関する専門知識や技術を持っているスペシャリトに認定される資格です。この資格を持っている業者は、ある程度信頼できます。鍵の交換業者を選ぶときは、防犯整備士を持っているかどうかを、判断材料の一つにするといいでしょう。

鍵の交換業者のホームページに詳しい記載があるか

パソコンを使う女性

会社の情報をホームページに公開していない会社は、怪しい会社である可能性が高いです。以下の情報が記載されているかどうか、よく確認しましょう。

  • 会社の住所
  • 代表者氏名
  • 料金
  • 電話番号

鍵の交換業者の実店舗はある?

ホームページに記載されている住所が、本当にその会社のものかどうかという確認も必要です。最近は「バーチャルオフィス」というものがあるため、住所が記載されていたとしても、実店舗が存在しない可能性があります。

バーチャルオフィスを悪用する会社が多い

もちろん、バーチャルオフィスを利用している業者の中にも、優良業者は存在します。会社を設立するのではなく、個人で鍵屋さんを営んでいる人もいるため、そのような人がバーチャルオフィスを利用するのは、珍しい話ではありません。

しかし、実店舗を持たない業者の実態を見極めるのは難しいことですし、バーチャルオフィスが詐欺などの犯罪に利用されているのは事実です。

何かトラブルが発生したときも、実店舗ならたいてい誠実に対応してもらえそうですが、バーチャルオフィスだと、簡単に雲隠れされてしまう可能性が考えられます。実店舗を持つ業者が多いのに、わざわざバーチャルオフィスを利用する業者を選ぶメリットはないでしょう。

鍵の交換作業が始まる前に見積もりを教えてくれるか

金額は、必ず作業が始まる前に確認しなければなりません。作業前に金額を伝えず、作業が終わってから高額な料金を請求してくる業者がとても多いです。「高すぎる!」と思っても、作業が終わったあとではどうにもなりません。

優良業者なら、まず名刺を渡し、作業に取り掛かる前に見積もりを教えてくれるはずです。そうでない業者は、注意するに越したことはありません。

鍵の交換業者の仲介会社に注意

鍵の交換業者だと思って連絡しても、実は仲介会社である可能性があります。仲介会社の中に、錠前技師はいません。仲介会社はお客から依頼の電話を受けると、よその鍵屋さんに依頼します。

鍵屋さんは報酬の半分以上を仲介会社に支払わなければならないので、お客に通常よりも高い料金を請求することになります。直接本物の鍵屋さんに依頼すれば低料金で依頼できたのに、仲介会社が間に入ったために料金が高くなるのは、非常にもったいないことです。

したがって、依頼する前にその業者が本物の鍵屋さんなのか、それとも仲介会社なのか、よく見極める必要があります。ただ厄介なことに、仲介会社の多くは、まるで本物の錠前技師がいるかのように見せかけたホームページを作っています。

鍵の交換業者の仲介会社を見極める方法

ホームページを見てもわからないとなると、一体どのような方法で仲介会社を見極めることができるのでしょうか?その方法とは、ズバリ電話で質問するというものです。「そちらの会社に作業員さんがいるのですか?」と、思いきって訊いてしまいましょう。

仲介会社が「いる」と答えたら嘘になりますから、言えないはずです。咄嗟に話題を変え、気を反らそうとしてくるかもしれないので、流されないよう気をつけましょう。

どんな鍵に交換するのがおすすめ?

開けるのが難しい「ディンプルキー」

ディンプルキーは表面にくぼみがあり、側面はノコギリのようにギザギザになっています。種類が非常に多く、スペアキーを作るのが困難です。専門の業者でも開けるのに数時間かかることがあるため、高い防犯性が期待できるでしょう。最近は、自転車の鍵として使用されることも増えてきました。

鍵のオモテ・ウラを気にする必要はなく、どちらの面でもスムーズに差し込むことができるので、普段使用するときも便利です。

ディンプルキーに交換すると、合鍵を作るコストは高くなる

ディンプルキーのデメリットを挙げるとするなら、スペアキーを作るコストが高いという点です。ディンプルキーは非常に複雑な構造をしており、高額な専用機材を使わなければスペアキーが作れません。

マスターキーと少しでも差があれば開錠できないので、複製が非常に難しく、鍵屋さんにスペアキーの作成をお願いしても、断られることが少なくありません。簡単に複製できないのは安心でもありますが、家族が多いなどの事情で、スペアキーをたくさん用意しなければならない場合は不便に感じるでしょう。

しかし、メーカーによっては2,3本のスペアキーが付属することがあります。コストに不安を感じる場合は、スペアキーの付属本数で鍵を選んでもいいかもしれません。

車の鍵に多い「ウェーブキー」

ウェーブキーはその見た目から、別名で「彫刻キー」とも呼ばれます。車の鍵としてよく使用されていますが、玄関のドアの鍵として使うことも可能です。ピッキング被害に遭う可能性は低く、防犯性が高いでしょう。

なめらかな作りになっているものが多いので、スムーズに差し込めるのも便利な点です。デメリットは、鍵の紛失時、開錠が難しいという点です。ウェーブキーは泥棒がピッキングしにくい鍵であるのと同時に、鍵屋さんからしても開錠が難しい鍵なのです。

そのため、もしウェーブキーを紛失してしまうと、開錠に通常の2倍の金額がかかってしまいます。

鍵交換にかかる費用の相場は?

鍵の交換業者を選ぶとき、特に重視する人が多いのが料金ではないでしょうか?鍵の交換を依頼すると、たいてい以下のような料金が発生します。

  • 鍵の交換作業にかかる費用
  • 鍵自体にかかる費用
  • 出張費用

上記に挙げた費用以外にも、業者によっては「見積もり費用」「キャンセル料」など、別途料金が発生することがあります。依頼の電話をするとき、料金についてはよく確認することをおすすめします。

正確な料金は現場を見なければわからないかもしれませんが、大まかな金額すら答えてくれない業者は、避けたほうが無難です。鍵の交換にかかる費用は、交換したい鍵製品によっても大きく異なります。

ですが大体の目安として、防犯性の低い安い鍵ならば20,000円、防犯性の高い鍵ならば50,000円近くかかると考えておくといいでしょう。ただし、鍵を紛失してドアを開けることができない場合、交換する前に開錠作業も行わなければなりません。そのため、金額はもっと高くなるでしょう。

鍵の交換費用を安くするには?

鍵の交換料金は、ホームページの隅々までチェック

業者のホームページやチラシの目立つ場所に、とても安い料金が記載されていることがありますが、それを鵜呑みにするのではなく、細かいところまでよくチェックするようにしてください。

強調するように記載されている金額は、作業料金など一部の料金のみを指しており、ほかにも追加で料金が発生する可能性が高いです。

複数の鍵の交換業者の料金を比較しよう

見積もりをお願いしたのが1社だけだと、料金が高いのか安いのか、判断が難しいです。そのため、できるだけ複数社に見積もりを出してもらいましょう。出張や見積もりだけでも料金が発生する業者が多いので、それらを無料で行ってくれる業者がおすすめです。

深夜料金が発生する鍵の交換業者は避ける

24時間営業をしている鍵屋さんは、深夜でも対応してくれますが、その場合深夜料金が発生することがあります。安く済ませたいのであれば、深夜料金が発生しない業者を探すか、昼間に来てもらうか、したほうがいいでしょう。

ただ、鍵を紛失し、見知らぬ誰かが鍵を持っている可能性があるような場合は、料金が多少高くなったとしても、早めに交換してもらったほうが安心です。

最高級の鍵に交換する必要はない

最近は指紋・静脈・顔などで人を認識する生体認証の鍵が登場し、銀行などで活用されています。生体認証の鍵でも誤作動がほとんどないものが開発されており、高い防犯性が期待できます。鍵を持ち歩く必要がないというのも、便利ですね。

生体認証の鍵は一般家庭に取り付けることも可能なので、防犯面を特に気にしている人は、ぜひ取り入れたいと思うでしょう。しかし、それには非常に高額なコストがかかってしまいます。

よほどお金持ちの家庭でなければ、おすすめできません。無理に高級な鍵を購入しなくても、ほかの鍵で防犯機能を果たすことは充分可能です。どうしても生体認証の鍵を取り付けたい場合は、指紋認証が最も取り入れやすいので、おすすめです。

複数の鍵を付けるのもおすすめ

信頼できる鍵の交換業者を選ぶポイントは先ほどご紹介しましたが、これらのポイントに注意したとしても、100%絶対に信用できると断言することははできません。

そこで、鍵を交換する場合、2つ以上の鍵を取り付けることをおすすめします。と言っても、2つとも同じ業者に依頼したのでは意味がないので、それぞれ違う業者に依頼しましょう。

こうすると、たとえ依頼した鍵屋さんが侵入を企んでいる人だったとしても、スペアキーを作成できるのはどちらか一方の鍵だけなので、侵入される可能性は非常に低いでしょう。