節約のお悩みを解決

振込手数料を限りなく無料にするための節約術

節約
家賃や駐車場代、月々の支払などにかかる振込手数料は、工夫次第で節約できる可能性があります!たとえ月々100円程度の手数料でも、1年で1,200円、10年で12,000円の節約になります。あらためて支払方法を見直して、無理なくできるところから節約していきましょう。

“定額自動振り込みサービス”がある「住信SBIネット銀行」

家賃や駐車場代など、毎月一定額を振り込む場合に最適

駐車場「毎月の家賃や駐車場代を振り込むときに、振込手数料を払っている」「農家から毎月3,000円のお米を送ってもらっていて、振込手数料を払っている」というような場合には、銀行の「定額自動振り込みサービス」をお勧めします。

定額自動振り込みサービスとは、毎月一定金額を決まった日に自動的に振り込んでもらえるサービスのこと。住信SBIネット銀行なら、毎月2件まで振込料無料で自動的に振り込んでもらえます。月々振り込む手間が省け、「いけない!家賃の振り込みを忘れた」というようなこともなくなり、毎月安心して入金を任せることができます。

「ゆうちょ銀行」口座同士の振込なら、月3回まで無料

個人間の振り込みにもよく利用されている

振込先口座がゆうちょ銀行の場合は、月3回までは無料で送金することができます。このサービスを利用している人は意外と多く、「〇〇さんに代金を立て替えてもらったので、支払わなくては」というときなどにも、ゆうちょ口座を教えることで個人間の送金がすんなりできます(ただし4回目からは送金手数料が123円かかります)。

少額の振込手数料も、塵も積もれば山となる

小銭インターネット上の「ゆうちょダイレクト」を使ってゆうちょ銀行間の送金を行えば、自宅にいながら無料でラクラク送金ができ、時間とお金の一挙両得の節約になります。

先方の指定銀行がある場合でも「ゆうちょ銀行に振り込むことはできますか?」と一声かけると、すんなり口座を教えてもらえるケースもあります。ダメもとで聞いてみるのも、ひとつの方法でしょう。

たとえ100円程度の振込手数料でも、お付き合いが長くなれば“塵も積もれば山となる”式に負担が増えていきます。もしも無料で振り込める方法が見つかれば、今後も気持ち良く取引ができますね。

ネット銀行の“他行宛て振込無料サービス”が魅力的

口座を開設すると、月1回から最大10回まで他行宛ての振込が無料になる「新生銀行」

口座「振込先はゆうちょ銀行じゃないし、もう振込料を払うしかないかも」と思っている人。いえいえ、まだまだ諦めるのは早いですよ!いまネット銀行を中心に、他行宛て振込無料サービスが、まさに花盛りなのです。

「新生銀行」に口座を開設すると、無条件で月1回まで他行宛ての振込手数料が無料になります。この無料回数は、預ける資産の金額に応じて、最大月10回まで増やすことができます。

たとえば投資信託や外貨預金などの月間平均残高が30万円以上ある場合は月5回まで、300万円以上ある場合は月10回まで、他行宛て振込手数料が無料になります。また、預金残高が100万円以上の場合は月5回まで、預け入れ総資産が2,000万円以上なら月10回まで、他行宛て振込手数料が無料になるといった具合。ごひいきにすればするほど、手厚くしてくれるシステムなのですね。

「ソニー銀行」は、他行宛て振込手数料が月1回まで無料

新生銀行と同じく、口座を開設するだけで月1回まで他行宛て振込手数料が無料になるのが、「ソニー銀行」です。

ソニー銀行の場合は預金残高などによって無料回数が増えることはありませんが、預金を引き出すときの手数料をほとんど気にしないで済むので、家計のやりくりをする口座には向いているかもしれません。ソニー銀行のキャッシュカードは、セブン銀行やイオン銀行のATMでの引き出し手数料が何回でも無料だけでなく、コンビニATMのE・netやローソンのATM、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行での引き出しも月4回まで無料(預け入れなどは無制限に無料)。これだけ揃えば、外出先でお金をおろすときも十分無料で利用できるでしょう。

証券口座との同時開設で、他行宛て振込無料サービスを利用できる銀行もある

口座を開設するだけで、なんと他行宛て振込料が10回も無料になる「野村信託銀行」

口座を開設するだけで他行宛て振込料が10回まで無料(楽天銀行・新生銀行宛ては月2回まで無料)になるという、ビックリな特典があるのが、「野村信託銀行」です。

ただし、野村信託銀行の口座を開設するには、野村証券の口座を開設することが条件になっています。特に証券取引をしなければならないというような条件は何もありませんが、「NISAの株取引に興味がある」という人は、この際野村信託銀行に入っておくのも良いかもしれませんね。

他行宛て振込料が3回まで無料になる「大和ネクスト銀行」

野村信託銀行ほどの回数ではありませんが、「大和ネクスト銀行」のサービスも魅力的です。大和ネクスト銀行は、大和証券口座を開設するという条件付きで口座を開設できる銀行。特に株取引をしなくても、証券口座を持っているだけでOKです。

大和ネクスト銀行の口座があると、無条件で月3回まで他行宛ての振込手数料が無料になります。

口座残高が50万円以上あると、月1回まで他行宛ての振込が無料になる「みずほ銀行」

みずほ銀行に口座を開設して、「みずほマイレージクラブ」に入会(無料)すると、他行宛ての振込手数料が月1回まで無料になります。

「毎月自分の取引銀行以外の銀行に振込予定があるが、手数料が高額で悩みのタネ」というような場合には、50万円以上をみずほに移すだけで、振込料が無料になるというのはうれしいですね!

まとめ

お金の花振込手数料は、「ほんの数百円」と言ってしまえばそれまでですが、毎月支払うとなるととても憂鬱になるものです。こうしてさまざまな銀行や郵便局の中から、自分に合った所を見つけて賢く利用することで、年間数千円単位の振込手数料を節約することができそうですね!