掃除のお悩みを解決

無水エタノールで家中きれい!簡単・時短・経済的な掃除のための必需品

掃除道具

あなたの家には洗剤や消毒のためのアイテムがいくつありますか?

  • 油汚れ落とし用
  • 窓用
  • トイレ用
  • おもちゃの消毒用
  • 家具などの消毒用

などなど、改めて数えてみると結構な数になっているのではないでしょうか。

「用途別にある洗剤や消毒液を管理するのが面倒」
「ササッと簡単に掃除したい」
そんなふうに思っているのなら、無水エタノールを使ってください。

無水エタノールがあれば数え上げた洗剤や消毒液は全て捨ててしまっても大丈夫!しかも掃除は簡単で手間いらず。おまけに500mlで1000円程度ととっても経済的です。

そんな掃除に役立つ無水エタノールについて解説します。具体的な使い方も説明しますので、毎日の掃除の参考にしてくださいね。

無水エタノールとは?

エタノール

無水エタノールは純度99.5%以上のエタノールのことです。

普段私たちが飲んでいるお酒にもエタノールは含まれていますが、こんなに高純度で含まれていることはありません。

エタノールにはどんな特徴があるのでしょうか。

まずあげられるのが揮発性が高いということです。フタをせずに置いておくとどんどんなくなっていきます。この揮発性の高さが掃除にはとっても役立ちます。

エタノールの水にも油にも溶けやすいという特性も掃除に役立つポイントです。

掃除の基本はついた汚れを浮かせて落とすことです。これをスムーズに行うためには、汚れを溶かさなければいけません。無水エタノールは水性の汚れも油性の汚れも溶けやすいので、家中の掃除に活用できます。

無水エタノールと似たものに消毒用エタノールがあります。
これは無水エタノールを精製水で薄めたものです。80%程度の濃度が最も消毒の作用が高まります。

無水エタノールの保存方法

無水エタノールは密閉容器のフタをしっかり閉めて保存します。揮発性が高いのでフタを開けっ放しにしておくとあっという間になくなってしまいます。閉め忘れには要注意です。

引火もしますので、収納場所として火元の側は避けます。

きちんとフタを閉めて冷蔵庫で保存しておけばまず間違いありません。

無水エタノールの注意点

無水エタノールはドラッグストアなどで簡単に手に入ります。しかし扱い方を間違えると事故につながる可能性もあるので注意しましょう。

1.火気厳禁 まず絶対にしてはいけないのが、火のあるところでの使用です。無水エタノールは引火します。ですから、使うときには必ず火を消しましょう。キッチン周りの掃除をする場合には特に気をつけてください。
2.換気をする 掃除中は換気も必須です。揮発した無水エタノールが部屋の空気中に充満すると、気分が悪くなることがあります。
3.ゴム手袋を使う 手肌の保護のためにゴム手袋を使いましょう。直接触れても水洗いをすれば問題ありません。しかし揮発性の高い無水エタノールに直接触ると消毒用エタノールの比ではないくらいスースーして乾燥します。手荒れの原因になりますのでゴム手袋を使うのがおすすめです。

無水エタノールを使った基本の掃除の仕方

掃除

無水エタノールを使った掃除はとても簡単です。

基本は80%の濃度に水で薄めた無水アルコールを使います。そしてティッシュや布巾に含ませて汚れを拭き取る。これだけです。アルコールなので仕上げ拭きの必要もありません。

ひどい油汚れなど狭い範囲を重点的に掃除したい場合には、原液のまま使うこともあります。

無水エタノールの掃除で気をつけること

無水エタノールは家中の掃除に使えます。しかも簡単で短時間にピカピカにできます。しかしだからといって最初から全ての家具や床材などに使用しないでください。素材によっては無水エタノールで変色したり塗装がはげたりしてしまうものがあるからです。

最初は無水アルコールの濃度を基本よりも薄い50%程度にして、目立たないところに使ってみましょう。そうして様子を見ながら使える素材かどうか判断してください。

無水エタノールのお掃除事例色々

ガスコンロ

無水エタノールは家中の掃除に使えます。どこでどのように使えば良いのか、使い方の事例をまとめます。

キッチン周りの油汚れ

80%の濃度に薄めた無水エタノールを雑巾に含ませて油汚れを拭き取ります。もしくはアルコールに使用できるスプレーボトルに入れて吹きかけてから拭き取ります。

無水エタノールはお酒の成分と同じなので、口に入るものを扱うキッチン周りの掃除に最適です。

洗剤を使うと、すすぎの際に洗浄成分がきちんと落ちきっているか気になるものですが、その心配がなくなります。

また、掃除のステップはきれいになるまで拭き取るだけです。洗剤なら必須のすすぎが不要な分だけ手間いらずで時短にもなります。

跡の残りやすい鏡や窓

鏡や窓の掃除に無水エタノールを使うと、跡が残らずピカピカに仕上がります。

雑巾で掃除をするとどうしても拭いた跡が残ってしまう鏡や窓も、無水エタノールを使えば簡単に掃除できます。

スプレーしてさっと拭き取れば終わりなので、洗面台を使ったついでに鏡を掃除する、なんてことも気軽にできます。

パソコンのキーボードなど機械類

無水エタノールは機械類の洗浄にも使われているので、自宅にあるパソコン周りやスマホなどを掃除するのにも最適です。

パソコンのキーボードは、無水アルコールを浸した綿棒で細かな溝部分の汚れを取り除いていきましょう。

スマホの画面も皮脂などで汚れやすいので、定期的に無水アルコールで拭きとっておくと清潔を保てます。

テープをはがした跡

何気なくメモを貼っておいたテープの跡が目立っている。子供が貼ったシールがなかなか取れない。そんな場所にも無水エタノールが効果的です。

無水エタノールを含ませた雑巾でテープのはがし跡を拭けば簡単にきれいになります。年数が経過して頑固にこびりついたテープ跡の場合には、直接無水エタノールをふりかけてしばらく時間を置いてから拭き取ると良いでしょう。

ドアノブやおもちゃなどの殺菌・消毒

無水エタノールは消毒用エタノールと同じ成分です。違いは水で薄めてあるかどうか。

消毒用エタノールは無水エタノールを80%程度の濃度に薄めています。この濃度が最も消毒に効果を発揮するからです。

ですから、消毒をする場合には、まずは無水エタノールを80%に薄めます。そしてスプレー容器に入れて、消毒したい場所に吹きかけます。

ドアノブなどいつも人が触るところを中心に、気になる場所の消毒に使ってください。

子供のおもちゃを消毒するのにももちろん最適です。ただし、おもちゃの材質には注意してください。プラスチック製のものなどアルコールに弱い材質の場合、使えない可能性があります。

簡単!時短!ですぐきれいになるから毎日のお掃除にぴったりです

毎日の掃除

無水エタノールを使った掃除はどれもこれも簡単です。

  1. 無水エタノールを吹きかける(もしくは雑巾などに含ませる)
  2. 汚れを拭き取る

簡単ツーステップで完了してしまいます。

すすいだり仕上げ拭きをする必要が無いのも魅力です。

既に付着してから数年単位で時間が経ってしまった汚れについては、1度他の方法でしっかり落とす必要があるかもしれません。しかし、毎日のお掃除に無水エタノールを活用すれば、ちょっとの手間で劇的に汚れが落ちていきます。そのため頑固な汚れが溜まってしまうということが起こりません。

洗剤や消毒液も無水エタノール1本ですみますので、収納や管理の手間も省けます。

簡単に掃除できてあらゆる手間が省けて、しかも経済的。
そんな無水エタノールをぜひ掃除に活用してくださいね。