掃除のお悩みを解決

お風呂の鏡がくもったら、どうすればいい?

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お風呂に入って「さて顔でも剃ろうかな」と鏡を見ると、なんと鏡は真っ白!霧がかかったようにくもってしまって、何も見えないということがあります。その原因は何なのでしょうか。そして、くもりを防止するためには、いったいどうすればいいのでしょうか?

鏡がくもる原因は、光の乱反射だった

温度の低い鏡に、無数の水蒸気が付着

お風呂の鏡がくもるのは、光の乱反射が原因です。入浴をして浴室内が温まると、温度の低い鏡に空気が触れることで、無数の水蒸気が生まれます。その水玉が鏡の表面にビッシリと付くと、光が水玉に乱反射して、白っぽくくもってしまうのです。

ピカピカの鏡はくもりにくい

くもってしまうのは、汚れや油の付いた鏡

では、どんな鏡でもそうなるかというと、そういうわけではありません。鏡の表面はもともとは水をはじく性質があるのですが、汚れや油が付いているとそこに水が乗ってしまい、表面張力によって水滴のまま残ってしまいます。

つまり、鏡の表面をお手入れしてピカピカにしておけば、鏡はくもりにくいという訳です。

クエン酸で鏡のお手入れを

鏡のお手入れをするのに最適なのが「クエン酸」です。鏡の汚れは水道水のカルキや石鹸カスなどが多いのですが、クエン酸はこれらのアルカリ汚れをスッキリと落としてくれるのです。

①まず水100リットルに対してクエン酸小さじ1/2杯を入れ、クエン酸水を作ります。
②これを鏡にスプレーし、その上をラップで覆ってピタッと貼り付けます。
③半日ほどそのままにした後、ラップをはずし、お湯のシャワーでよく洗い流します。
④雑巾でキュキュッと乾拭きをします。

スプレー以外に、キッチンペーパーにクエン酸水を湿らせて、それを鏡に貼り付けるという方法もあります。クエン酸は100均などでも簡単に手に入ります。お酢でもきれいになりますが、あの独特の臭いがお風呂に充満するのは、ちょっと辛いかもしれません。雑巾は、マイクロファイバーの素材があればベストです。

クエン酸掃除で気を付けたいのは、鉄などの金属が錆びやすい点です。鏡の周囲に鉄が付いている場合は、その部分だけは避けてスプレーするようにしましょう。

鏡がくもらないようにする方法

【その1】お勧めは「くもり止めフィルム」

pixta_5977319_m鏡がくもらないようにするには、鏡の表面のお手入れも大切ですが、くもり止め対策を行うとより効果があります。

お風呂のくもり対策としてお勧めなのが、「くもり止めフィルム」です。ホームセンターやネットショップなどで千円台で売っているので、鏡を交換するよりは手軽にくもり対策ができるでしょう。

取り付けは簡単、透明のフィルムを鏡に貼り付けるだけです。お風呂に入った瞬間は「あれ?くもっている」と思うかもしれませんが、水をかけるとクリアになって、30分ほどその状態が持続します。一度取り付ければ、半年ほどは持つので、スプレータイプにくらべるとかなり満足度は高いでしょう。

【その2】「くもり止めスプレー」をかける

一番簡単に鏡のくもりを防止するのが、ホームセンターやネットショップなどで売っている「くもり止めスプレー」です。これを鏡に「シュシュッ」と吹き付けるだけで、長時間くもり止め効果を保つことができます。何日かするとまたくもってくるので、そうしたら再度スプレーをします。

くもり止めフィルムに比べると、応急処置的な感じもありますが、スプレーしない状態と比べると使い勝手はだいぶ良くなります。

子どもさんがいるお宅では、鏡をさわった手をなめてしまうなど、あやまって成分が口に入ってしまう危険もあります。できるだけ食品添加物などを使った、安全なスプレーを使うと、お風呂場で遊んでいても安心ですね。

【その3】鏡自体を「防湿ミラー」にする

くもり止めフィルムやくもり止めスプレーを使っても、鏡自体の性能は変わらないので、ずっとスプレーやフィルム交換をし使い続けなければなりません。1年くらいではたいした経費にはなりませんが、10年・20年単位で考えると、「いっそのこと、鏡を交換した方が安上がりかも」という判断もありでしょう。

今まで使っていた鏡を取り外し、防水ミラーを取り付けることで「あ!またくもっている」という日々のイライラを解消することができます。

「鏡の交換は大変なのでは?」と思うかもしれませんが、意外とそうでもありません。ちょっと頑張って自分で取り付けると、2万円以下の金額でもオーダーミラーを購入できます。お風呂に入ってもくもらない美しい鏡になるだけで、気持ちもスッキリとしてきそうです。

まとめ

お風呂の鏡は、身体を洗うときや顔を剃るとき、髪を染めるときなど、さまざまな入浴シーンで活躍する“なくてはならない存在”です。普段から垢や油が付着しないようにクエン酸水でお手入れをして、くもり止めフィルムなどでくもりにくい状態を作ることで、より快適なバスライフを送りたいですね!