一拭きで大違い！ウエスで実践するエコ＆節約皿洗い

皿洗いに使うのはスポンジと洗剤が定番です。ここにもう1つ付け加えるのにおすすめのものがあります。それはウエスです。

ウエスがあればお皿はどんどんきれいになります。

最近では油汚れに強い洗剤がたくさんあります。しかしこうした洗剤は手の油分も同時に奪っていくので、手荒れの原因になるというデメリットもあります。

ウエスがあれば洗剤が原因の手荒れも改善されること間違いなしです。

では、そもそもウエスって何なのでしょう？そしてどうやって使えば良いのでしょう？解説していきますので、ぜひ活用してください。

ウエスとは？

ウエスとは汚れを拭き取るための布のことです。使い捨てなので拭き掃除がとても手軽にできます。

ウエスは元々は工場で機械類の掃除をするために使う布のことを言います。そこから、家庭でも同じように使い捨てで掃除のために使う布のことをウエスと呼ぶようになりました。

ウエスという名前は英語で「無駄」や「くず」を表す「waste」が訛ってできた言葉です。

不要になったタオルや洋服を有効活用

ウエスは使い古したタオルや洋服で簡単に作れます。そのため、家庭でいらなくなった衣類を有効活用できるのです。

へたって色あせたタオルや着倒して型崩れした洋服は、そのままの用途ではもう使うことができません。最終的にはただゴミとして出すしかないですよね。

しかしウエスにすれば、捨てる前にもう1度活用できます。手元にある大切な資源を無駄にすることなく使いきることができるのです。

ウエスの作り方

ウエスの作り方は簡単！ただ切るだけです。

使い勝手の良さや収納のしやすさを考えて形を揃えて切っても良いですし、適当な大きさにザクザク切っていくだけでも良いです。

中には使わなくなった洋服やタオルと一緒にハサミをしまっておいて、ウエスとして使いたいときに使いたいだけ切っているという人もいます。

どこに収納したいのか、どんなシーンで主にウエスを使いたいのかを考えて、使い勝手が良い方法を選ぶのが良いでしょう。

また、素材によってどこ用のウエスにするのに向いているのかが違ってきます。皿洗いで使うのであれば、タオルやTシャツの生地がおすすめです。ジーンズ地は汁気のあるものを吸い取るには不向きですが、鏡などの水垢取りに重宝します。

皿洗いをするときのウエスの使い方

ウエスは使い捨てです。だから汚れを見つけたらさっと拭いて、あとは捨てるだけ。拭き掃除ができる道具は色々ありますが、中でも最も簡単に使える道具と言えます。

そんなウエスが大活躍するのが皿洗いです。

皿洗いは普通、洗剤をつけたスポンジで汚れを落としていきます。このやり方だと油汚れがどうしても落ちにくいです。また、醤油や煮汁など残った汁気は全部排水口に流れていくことになります。

お皿の油分を落とすのは面倒です。きれいに落とせても流れていった油分は冷えて固まると排水管にこびりついて腐食の原因になります。また、調味料類はそのまま流すと水質汚染の原因になります。しかしウエスさえあれば、こんな問題をすっきり解決して、お皿も簡単にピカピカにできます。

皿洗い前にサッと拭けばカレー皿だって洗剤無しでスッキリ

ウエスでお皿を拭くと、それだけで驚くほどきれいになります。カレーを食べたあとのお皿でも、さっと拭いただけで頑固な汚れはほとんど落ちてしまいます。その状態になれば、あとはスポンジでさっとこするだけです。アクリルスポンジなら洗剤がなくてもピカピカになりますし、普通のスポンジでも洗剤の量はごく少量でOKです。

食べてから時間が経ってお皿の汚れが固まってしまったときには、ウエスを少し濡らしてから汚れを拭きとってみてください。固くなった汚れもこれなら落ちやすくなります。

使ったあとは捨てるだけの手軽さ

先にも説明していますが、ウエスは使い捨てです。なので、カレーを拭き取っても、油を吸い込ませても、醤油をしみこませても、あとはそのまま捨てるだけ。だからどんな汚れでもどんどん拭き取ることができます。

キッチン周りで大活躍！

キッチン周辺は汚れやすいものです。ですから、皿洗いはもちろんキッチンの他の部分の掃除にもウエスは大活躍します。

例えばガス台周辺の油汚れは、毎日皿洗いの後にウエスでささっと拭きとってしまえば、こびりつく前にきれいにできます。油汚れがついた雑巾を洗う手間が無いので、油汚れを掃除することへのハードルが下がります。毎日掃除していれば頑固な汚れにならないのでますます掃除がラクになるのもメリットです。

また、調理中に調味料をこぼしてしまったときなどにも、サッと拭けるので便利に使えます。

キッチンの片隅にウエスを常備しておけば、常に清潔できれいな状態を保てるようになるのです。

ウエスで皿洗いはエコ効果大

ウエスを使うことはエコにもつながります。

皿洗いのときにウエスを使えばほとんどのお皿は洗剤無しで洗っても汚れがきれいに落とせます。使ったとしてもごく少量の洗剤で充分です。

洗剤の量を抑えることができるので、すすぎに使う水も少なくてすみます。

そもそもウエス自体がエコな存在です。ただ捨てられるのを待つだけだったタオルや洋服たちをもう1度活躍させることができます。

ウエスを使えば気持ちいい！

皿洗いにウエスを使うのは良いことづくめです。汚れが簡単に落ちるようになって洗うのが面倒じゃなくなりますし、洗剤や水の節約にもなります。しかも油や調味料を排水口へ流さずにすみますので、排水管や環境への負荷も減らせるのです。

使い古したタオルや洋服を切って置いておくだけで、自分にも環境にも優しい気持ちいい暮らしができるようになります。もう使えないタオルや洋服を見つけたら、切ってウエスを作ってみましょう。使い勝手の良さに手放せなくなりますよ。