キッチンのお悩みを解決

キッチンの洗い物で手荒れになったときの【簡単3つのケア】


「キッチンで毎日洗い物をしていると、手荒れが気になって」という人が、少なくありません。とくに冬は空気が乾いているので、どうしても手はカサカサに乾燥してしまいがち。洗い物をした後にふと自分の手を見ると、ギョッとしてしまうこともありますね。

でも大丈夫!空気が乾燥のピークを迎える真冬でも、きちんとケアをすれば、しっとりした美しい手で過ごすことができるんですよ。かといって、手間のかかる大変なハンドケアは続かないので、ここでは誰でも簡単に続けられるケア法をご紹介しましょう。

【手荒れケア1】ハンドクリームを付けた上に手袋をする

ラップのように密閉されるので、保湿効果が高まる

手袋をはめる
手荒れをしてしまった手は、保湿をしてあげることが大切です。手の保湿というと思い浮かぶのがハンドクリームですが、ハンドクリームを付けた上にさらに手袋をすると、ラップのように密閉されることでさらに保湿効果が高まるのです。

ハンドクリームは、冬になると何度も塗りたくなりますが、ベトつきがあるので塗るのに躊躇してしまうときもあるかもしれません。そんなときでも、手袋を付けることでベトつきを心配せずに、いつでもハンドクリームを付けることができます。

特にお勧めは、寝る前の“手袋&ハンドクリーム”

特にお勧めなのは、寝る前にハンドクリームをたっぷり塗って、手袋をして寝ること。こうすることで長い睡眠時間にハンドパックのような状態でじっくりと保湿され、朝起きたときにはしっとりとした手になっています。手が温まることで血行も良くなり、冷えの防止にもなります。

また、寝ている間は寝返りをしたりして手があちこちに異動するので、ハンドクリームをたっぷり塗ってしまうと、シーツなどがべトついてしまいます。手袋をして寝ることで、寝具を汚す心配もなく、グッスリ眠れますね!

就寝中にお勧めの手袋は「綿素材」

就寝中に使うのは、天然素材の手袋がお勧めです。特に「綿」は肌触りが良く、吸湿性・保湿性・放湿性に優れていて、値段も手頃で洗濯も簡単。就寝中の手袋としては最適です。綿の手袋は100均にも売っています。

ちょっと値段は張りますが、「シルク」の手袋も冷え取り効果があって、就寝時の手袋としてお勧めです。シルクの手袋は、手タレさんも愛用している優れモノとか。できれば外出時の紫外線も手荒れの大きな原因になるので、ハンドクリームを塗ってシルクの手袋をして出かけると良いでしょう。

炊事中も手袋を忘れずに

では、炊事中の手はどうしたら良いのでしょうか?炊事中は特に手が荒れやすいので、手袋は必須です。最近は自動食洗機を使う人も増えてきましたが、そのときも多少水には触れるので、やはり手袋をした方が良いでしょう。

ただし、炊事用のゴム手袋は、肌荒れを起こしてしまう人もいるかもしれません。そんなときは、最初に綿の手袋をしてからその上にゴム手袋をはめれば、手荒れを防ぐことができます。

【手荒れケア2】冬場は自宅や職場の加湿対策を

毎日過ごす場所はすべて加湿し、手を乾燥から守ること

加湿器と女性
いつもどんな場所で一日を過ごしているでしょうか?「ほぼ一日中自宅にいる」という人もいれば、「朝から夕方までは会社のデスクで過ごす」という人もいるかもしれません。その空間が冬の乾燥でカラカラになると、自然と手も荒れてしまいます。自分が一日を過ごす場所の湿度を良い状態に保つことは、美しい手を保つ上で欠かせない要素です。

自宅で多くの時間を過ごす場所といえば、やはりリビングと寝室でしょう。ここには加湿器を必ず置き、部屋の湿度を一定に保ちましょう。室内の快適な湿度は、夏が55~65%、冬は45~60%程度です。

室内の湿度が低くなると、手や肌が乾燥するだけでなく、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。もちろん、湿度が高過ぎてもダニやカビが発生しやすくなるので、適度な状態にコントロールすることが大切です。

加湿器が無い場合は、湿気を与えて手荒れ予防を

「うちには加湿器がないから無理」というような場合は、どうしたらいいでしょうか?その場合は洗濯物を干したり、観葉植物を置いたり、水を入れた器を部屋に置いておくだけでもかなり湿度が変わります。食卓の周辺に加湿器がないときは、頻繁に湯豆腐や鍋料理を作ったりして蒸気を出すと、湿度は高くなります。

「室内に洗濯物を干すと、ニオイが気になる」という人は、部屋干し用の洗剤やフローラルな香りのする柔軟剤を使えばニオイも気になりません。

職場の乾燥対策も重要!コンパクトサイズの加湿器がお勧め

自宅では自分で自由に加湿器を置けますが、職場ではそういうわけにもいきません。そこでお勧めなのが、コンパクトサイズの加湿器です。ペットボトルに装着し、USBケーブルを使って加湿するタイプを使えば、パソコンの前にさり気なく置くことができます。

コンパクトな加湿器はほとんどが超音波式なので、衛生的に使わないと健康面の心配がありますが、ペットボトルなら毎日ゆすいで水を取り替えるのも簡単!車に乗る機会の多い人も、ペットボトルタイプの加湿器なら簡単に持ち運んで使えます。

手肌を乾燥させないために、暖房機の使い方にも注意を

エアコンなどの暖房器具の温度を高くし過ぎないことも、意外と大切です。コタツや電気毛布も乾燥の原因になるので、手肌のためにはできるだけ使わない方が賢明です。とはいっても、「家族皆でコタツを使っているから」というようなご家庭もあるでしょう。コタツを使うことによってエアコンの温度を下げられる効果もあるので、加湿器で湿度調整をするなどして上手に乗り切るようにしましょう。

【手荒れケア3】手肌によい食べ物を摂る

身体の内側から手肌にうるおいを

やきとりレバー
手の乾燥と食べ物というと、あまり関係が無いように思いがちですが、これが意外と重要な要素です。乾燥した肌に良い食べ物を摂ることで、身体の内側からうるおいを与えることができるからです。肌は本来、身体の内側から生まれるものなので、そこに気を使うのは手肌対策の必須アイテムともいえます。

乾燥した手肌に良い栄養素としては、ビタミンA・B・C・E、αリノレン酸、セラミド、亜鉛などがあります。

<各栄養素を多く含む食べ物>
●ビタミンA :レバー、うなぎ、ニンジン、卵黄、チーズ、小松菜など
●ビタミンB :豚肉、レバー、納豆、大豆、卵など
●ビタミンC :ピーマン、トマト、ブロッコリー、キウイ、レモンなど
●ビタミンE :ゴマ、ナッツ類、大豆、アボガドなど
●α-リノレン酸:エゴマ油、アマニ油、クルミ、マヨネーズなど
●セラミド  :こんにゃく、大豆、小豆、ひじき、ワカメなど
●亜鉛    :牡蠣、赤身肉、タラコ、卵黄など

手荒れケア まとめ

ハンドクリームを塗って手袋をはめ、部屋の湿度を良い状態に保って、手にうるおいを与える食べ物を摂ること。この3つを守るだけでも、手荒れを防いで美しい手を保つためには、大いに役立ちますよ!ぜひ試してみてください。