洗濯のお悩みを解決
このページで分かること
「アイロンがけが嫌い」というと多くの主婦が「私も」とうなずくはずです。
なかなか取れないシワ
重く熱いアイロン
プレスしたいところにはうまくかかってくれず
四角いハンカチですらいびつな形に・・・
アイロンがけは嫌いな家事ランキングでいつも上位に入っています。
ではなぜこんなに大勢の主婦を悩ませているのでしょうか?
答えは簡単。
多くの主婦がアイロンがけのコツを知らないからです。
つまり、コツさえ知れば誰でもアイロンがけがちょっと好きになれます。
ここでは、アイロンがけをちょっと好きになるための5つのコツを紹介します。どれも簡単にできることばかりですので、毎日の洗濯の際に意識してみてください。きっとアイロンがけに対する「嫌い」「苦手」の意識が変わっていきますよ。
アイロンが嫌いならできるだけアイロンがけをする手間を省きましょう。そのためにできることがシワを作らない工夫をすることです。
洗濯機へ洋服を入れるとき・干すときにちょっと手間をかけるとシワの程度はぐっと軽くなります。
ちょっとした手間を面倒がってやらないときよりもアイロンがけにかかる時間が減ります。また、きれいにピシッと仕上がりやすくなります。
ワイシャツなどアイロンがけをする洋服は洗濯ネットに入れてから洗濯機へ入れるとシワの予防になります。
洗濯ネットに入れるときには、ネットの大きさに合わせてたたんで入れるようにします。
洗濯ネットに入れる一手間はほんの2~3分です。この2~3分を面倒がらずに習慣化すれば、アイロンがけはぐっとラクになっていきます。
洗濯後シワを伸ばしながら干すこともシワ予防のポイントです。
生地が湿っているときにシワを伸ばすのと乾いてからシワを伸ばすのとでは、断然湿っているときの方が簡単です。乾いてからではシワが跡になって残ってしまいます。
跡になる前にシワをできるだけ取り除くことで、大きなシワは小さく目立たなくなりますし、小さなシワはなくなります。
シャツなどアイロンが欠かせない洋服を買うときには形状記憶のタイプを取り入れるのも有効です。
形状記憶のタイプなら洗濯後軽くシワを伸ばしながら乾かすだけでシワが気にならない洗い上がりになります。
シャツを新しく購入するときに形状記憶のものに買い換えていけば、アイロンがけをする頻度はぐっと低くなるのです。
小さなハンカチやたまに着る洋服のみであれば、アイロンはそれほど負担感のある家事ではなくなります。
アイロンがけが嫌いな人は、もしかするとアイロン道具を出すのが面倒で嫌いなのかもしれません。
重いアイロンと大きなアイロン台を出し、スプレーや給水タンクに水を入れてセットするのは、確かに面倒です。
そこで大切になってくるのが、アイロン周りの道具を使いやすいように整えておくことです。使いやすく収納することはもちろん、使いやすい道具や好みの道具を選ぶことも重要なことと言えます。
アイロンがけに必要な道具は全てひとまとめにしておきましょう。そうするとアイロンがけのときに道具を取りにいく手間が省けます。
洗濯物を取り込んだときにたたむ場所の近くに収納しておけば、取り込みの流れでその日の分のアイロンがけをさっと済ませることも可能になるのです。
道具を揃える手間を最小限にしておけば、アイロンがけへのハードルはぐっと低くなります。
アイロンがけがうまくできないから嫌いという場合、道具が使いづらいことが原因かもしれません。
身長に合わないアイロン台やなかなか温まらないアイロンは、アイロンがけをしている最中ずっとやりにくさを感じさせます。
そして本来ならもっとうまくできるはずのアイロンがけが上手にできなくなってしまうのです。
もしもアイロンやアイロン台が古くなっているのなら、まずは買い換えてみることをおすすめします。気になるガタつきや重すぎて扱いにくいといったことが解消された途端、アイロンがけが楽しく感じられるかもしれません。
アイロンは慎重に選ぶ人でも、アイロン台は何でも良いと考えているケースは少なくありません。しかし実際にはアイロン台もアイロンがけのスムーズさに影響します。
最もアイロンがけがしやすいのはスタンドタイプです。自然な姿勢でアイロンがけができるので、よく見る低いタイプのアイロン台に比べて前傾姿勢になりにくく疲れにくくなります。
脚がしっかり安定しているものだと文句無しです。
「うま」と呼ばれる小さな台が付属していると、細かな部分までピシッとアイロンがけができます。
アイロンがけが面倒で嫌いという場合、溜め込みすぎが原因になっているかもしれません。
ひとつずつは簡単ですぐに終わる仕事でも大量に溜め込むと大仕事になってしまいます。
アイロンもそうです。ハンカチ1枚やシャツ1枚ならそれほど大変な仕事ではありません。それが週末にまとめてハンカチ7枚・シャツ7枚となると大仕事です。
大切なことはこまめにアイロンがけをすること。そうすればすぐに片付くので面倒ではなくなります。
こまめにアイロンがけをするためには、アイロンがけを洗濯の流れに組み込んでしまうことです。
多くの人は洗濯とアイロンがけを別の家事に分類しています。だからアイロンがけが必要な洋服だけ取り残されて溜まっていってしまうのです。
洗濯は取り入れてたたみ、アイロンが必要なものはアイロンがけをして終了。こうすることで、アイロンがけを溜め込まずに毎日片付けることができます。
新しく洋服を買うときには素材を見て購入するということも大切です。
アイロンがけが必要な服しか持っていない場合、毎日のようにたくさんのアイロンがけをしなくてはいけません。
アイロンが必要ない服が多ければ、アイロンがけの手間は激減します。
洋服選びの際にはシワになりにくい素材を選びましょう。
綿や麻・レーヨンなどシワになりやすい素材の服ではなく、ポリエステルなどシワになりにくい素材の服なら、アイロンをかける必要がありません。
ワイシャツ選びの際に形状記憶のものなどシワになりにくいものを選ぶのでない場合には、いつもより上等な生地のものを選ぶのも1つの方法です。
良い生地はアイロンがけもしやすいものです。
多くの枚数を持つのではなく、まめに丁寧に手入れをすること前提で、数枚の上等な生地のワイシャツを購入するというのも良いでしょう。
何事も下準備がきちんとできているとスムーズにいきます。それはアイロンがけも同じことです。
嫌いな家事だからこそサボりがちな下準備ですが、下準備をしないからスムーズにアイロンがけができずに嫌いになっているのかもしれません。
きちんと下準備をすればアイロンがけの時間は短縮することができますし、仕上がりもぐっと良くなります。
アイロンがけを始める前にまずはアイロンがけをする順番を決めます。そのために必要なのが衣類表示の確認です。
衣類表示を確認して、アイロンがけの温度が低い洋服から順番にアイロンがけをしていきます。
アイロンがけの温度が低温から高温になる順番にかけていくと、アイロンを温める際の時間のロスが最小限になります。そのため、ばらばらにアイロンがけをするときよりも時間を短縮できるのです。
綿素材のシャツなどは、アイロンがけを始める前に全体に霧吹きをしておくとシワが伸びやすくなります。
乾いたままのシャツはシワがしっかりと跡になってしまっている状態です。これではどれだけアイロンで伸ばしてもなかなかシワが取れません。
スチームを使えば徐々にシワは取れていきますが、よりスピーディーに終わらせたいのであれば霧吹きをしておくべきです。
霧吹きでシャツ全体に水分を与えることで、固まってシワになってしまった繊維をやわらかくします。するとアイロンがけをした時に気持ち良いくらいスッとシワが伸びていきます。
アイロンがけを始める前にシャツでもハンカチでも1度アイロン台の上に広げます。そのときに手のひらを使ってシワを伸ばしておくこともスムーズなアイロンがけのために有効です。
手のひらでシワを伸ばしたくらいじゃ何も変わらないだろうと思うかもしれません。
しかしそれが大違いなんです。
1度全体のシワを手のひらで伸ばしておくと、シワシワだった生地が少し落ち着きます。この落ち着いた状態にアイロンがけをすると、シワシワのままアイロンがけするよりも早く簡単にピシッと仕上がります。
アイロンがけが「嫌い」「苦手」と思っている主婦は多く、アンケートを取ると必ずといって良いほど嫌いな家事上位にランクインします。
けれど、これは多くの主婦がアイロンがけのコツを知らないから起こることです。
アイロンがけのコツを知れば、実はちょっとのことでうんとラクにきれいに仕上がることが分かります。
いつもの洗濯物干しのときにちょっとパンパンとするだけでシャツのシワはうんと少なくできてしまいます。これだけでもアイロンがけはぐっとラクになるはずです。
嫌いだから・・・。と敬遠するのではなく、まずは日頃の洗濯やアイロンがけの際の習慣を見直してみましょう。
そしてできるところから紹介したコツを取り入れていけば、昨日よりもちょっとだけアイロンがけが好きになれるかもしれません。