片付けのお悩みを解決
「ベッドは敷いたりたたんだりしなくていいので、とっても楽チンだけど、布団みたいに外に干せないので心配」と悩んでいる人も多いようです。そこで、「このお手入れ法なら、ベッドを使っていても安心!」と思えるような、ベッドを清潔に管理できるお手入れ法をご紹介しましょう。
マットレスの衛生面で何よりも気になるのは、ダニの問題ですね。布団のダニも気になりますが、まだ太陽にあてたり布団を叩いたりできる点では、気持ち的に安心できるという人も多いでしょう。
さすがにマットレスは、こまめに干すというわけにはいかないので、頼りになるものといえばやはり「掃除機」です。定期的にシーツやカバーを外し、マットレスの表面や裏面、側面に掃除機をかけましょう。
ササッとかけてしまうのではなく、ダニの死骸やフンを掃除機で吸い取るシーンを頭でイメージをしながら、ゆっくりしっかりと掃除機をかけましょう。できるだけ吸引力の高い掃除機を使用した方が効果的です。
布団専用のクリーナーは、それなりの値段もしますが、さすがに専用の機器だけあって使い勝手は抜群です。ベッドとはこれから何十年という長いお付き合いになるので、そのために思い切って購入するのもひとつの方法かもしれません。
死んだダニは掃除機で吸い取れますが、生きているダニは現行犯逮捕をしないと捕獲できません。かといって、ベッドに殺虫剤を撒くわけにもいきませんよね。
そこでお勧めなのが、「ダニ捕りシート」です。これをマットレスやベッドパッドの上に敷いておくと、ダニがベッドをウロウロしたときにキャッチしてくれます。化学薬品などを使っていない安全なシートもあるので、安心して使えるでしょう。
ダニが大好きなもののひとつに「湿気」があります。ベッドに湿気があると、ダニは大喜びして繁殖しようとするので、なるべく湿気が出ないようにするのがダニ予防のポイントです。
マットレスの下に「すのこ」を敷くと、マットレスとベッド本体の間に湿気が溜まりにくくなるので、ダニの予防につながります。「でも、ちょうどいいサイズのすのこが無さそう」という人は、すのこの代わりに「防湿シート」を敷いてもいいでしょう。
ダニが大好きなものに「ホコリ」もあります。ベッドメイキングをするときに、化学雑巾などでベッドフレームやチェストの棚の上をササッと拭き取り、ベッドの下は柄の長いフローリングワイパーなどでホコリを取り除きましょう。
ダニは「カビ」も大好きです。人間が嫌いな湿気やホコリ・カビなどをダニが好きということは、“清潔で快適な空間にすれば、ダニは生きられない”ということでもあるでしょう。もしかしたらダニは、出現することで人間に「ちゃんと暮らしやすい空間にしなさいよ」とメッセージを送っているのかもしれません。
マットレスの上でおやつを食べたり、寝酒をしたりすると、食べこぼしや水分などが原因でカビが発生してしまう場合もあります。そのカビめがけてダニがやって来ないように、食べこぼしはしっかり取り除き、垂れてしまったお酒やジュースなどは濡れタオルで叩いて汚れをタオルに移しましょう。
いつもマットレスを同じ位置で使っていると、どうしても負荷がかかる部分とかからない部分に差が出てしまい、部分的なヘタレが生じてしまいます。そのため、1~3ヶ月に1回はマットレスの上下または裏表の位置を変えて、ヘタレを防止しましょう。
寝室はリビングやダイニングのように頻繁に出入りすることがないので、使わないときにドアを閉めておくだけで、ホコリの侵入などをかなり防ぐことができます。朝寝室を出るときに、必ずドアを閉める習慣をつけましょう。
ふだんからお手入れをしておくことも大切ですが、マットレスの位置を変えるような作業は、ついつい忘れてしまいがち。「毎月1日は寝室お掃除デー」というように日程を決めて、そのときにベッド掃除をするようにすると、きちっとお手入れができてベッドが長持ちしますよ。
特に冬場は毛布を使ったりするため、ベッドにホコリが溜まりやすいので、いつもより入念にお掃除した方が良いかもしれません。また、ちょっと面倒ですが、ときにはピッタリ付いているベッドボードと壁の境い目も、ホコリを取ってあげるようにしましょう。
布団のようにお日様には干せなくても、ベッドにはベッドのお手入れの仕方があって、それを実践すれば快適に使うことができるんですね!毎日使うベッドを常に快適な状態に保ち、ぐっすり眠って快適な朝を迎えましょう。