盗聴器のお悩みを解決

今すぐチェック!あなたの身のまわりにある盗聴器の種類あれこれ

今すぐチェック!あなたの身のまわりにある盗聴器の種類あれこれ

盗聴器というと何か大がかりなものをイメージされるかも知れません。しかし、実際はコンセントやボールペン、カードなどごく身近なものが盗聴器に化けています。

もしかしたら、今もあなたのすぐ近くにあるかも知れませんよ。ぜひチェックしてみてください。

伝達方法で分ける盗聴器の種類

盗聴器の種類はいくつかの分類で分けられますが、まずは伝達方法で無線式か有線式かに分けることができます。また、手元で録音する録音式もあります。

無線式の盗聴器とは

無線式の盗聴器はもっともよく使われるタイプで、多くの種類があります。離れた場所でも電波を使って盗聴ができます。

無線式盗聴器の電波には「アナログ式」と「デジタル式」があります。

アナログ式盗聴器とは

アナログ式盗聴器は現在もっとも多くの種類があり、幅広い場面で利用されています。価格も2万円程度からあるので、手軽に入手できます。ただ、受信できる距離が短く、10m~100m程度です。中には数百メートル先でも傍受できるものもあり、それは数十万円もします。

アナログ式盗聴器は電源が電池式のものと電源に接続するものがあります。電池式の方が小型で場所を選ばないため、どこでも設置することができます。一方、電源に接続するものは電源を確保しなければなりません。そのため、屋内やコンセントがあるところなど設置場所が限定されますが、電源さえあれば半永久的に使えるというメリットがあります。

デジタル式盗聴器とは

デジタル式盗聴器はデジタル周波数を利用して盗聴するものです。アナログ式盗聴器よりも電波が届く範囲が広いので、かなり離れた場所でも盗聴が可能です。
ただ、盗聴器本体の価格が高く、逆探知されやすいという特徴があるため、アナログ式よりも使用数は少ないと言われています。

有線式の盗聴器とは

無線式盗聴器は電波を使って盗聴しますが、有線式は電波を使わずに盗聴する方法です。録音機とマイクを室内にセットして、イヤホンで盗聴するというものです。盗聴できる範囲(距離)が限られる上にコードが目立つ、配線が面倒などのデメリットがありますが、無線式のように盗聴発見機で見つけにくいのが特徴です。

その場で録音するタイプの盗聴器もある

無線式も有線式も、盗聴器を設置して離れた場所で音声を確認するというものです。しかし、最近はボールペンなど小型のボイスレコーダーのようにその場で録音するタイプのものもあります。

盗聴する人がバッグやポケットに隠し持って録音する場合と、盗聴したい場所に置いておき、後で回収する場合があります。

電源方式で分ける盗聴器の種類

盗聴器は電源によって「電池式」と「寄生式(コンセントなどから電源を取る)」に分けられます。

電池式の盗聴器

盗聴器本体の中に電池やバッテリーを入れて動かすものです。近くにコンセントがない場所でも設置できますが、電池やバッテリーが切れると盗聴できなくなります。

電池やバッテリーを長持ちさせようとすると本体が大きくなってしまい、目立つためにあまり使用されていません。

寄生式の盗聴器

室内の電源コンセントや電話回線を使って盗聴する方法です。設置するには室内に入る必要があるため、身内が怪しまれます。

電池式のように電池の寿命やバッテリー切れの心配がないのが特徴です。

盗聴器の形で種類を分ける

盗聴器の形は驚くほどさまざまで、身の回りのあらゆるものを使って盗聴されています。

身近なものが盗聴器として利用

日常生活の中で使う電化製品や小物に盗聴器が仕掛けられる例が増えています。

電源コンセント 盗聴器としてよく使用されるもので、見た目は通常のコンセントと変わらない
ボールペン デスクの上に置いたり、胸ポケットやバッグに入れていても怪しまれないため、どこでも盗聴が可能。バッテリー(電池)切れの心配があるので置きっぱなしにすることは少ない
マウス マウス内のレコーダーに録音するタイプと無線電波を使って盗聴するタイプがある。電源はパソコンにつないで確保する
カード型 カードとしてはやや厚みがあるもので、中に盗聴器が仕掛けられている。家具のすき間や貸した本の中にはさんで盗聴する
時計 目覚まし時計や置時計に盗聴器を仕込んでおくもの
電卓 見た目は普通の電卓と変わらないが、中に盗聴器が入っている。オフィスだけでなく一般家庭にあっても不自然ではないのでよく利用される
リモコン 一見リモコンだが、中に盗聴器が入っている
ぬいぐるみ ぬいぐるみの中に盗聴器を仕込んでいるもの

「まさか、これが盗聴器だったなんて!」と驚くようなものもありますね。

室内の音声は盗聴可能

これらの日用品に仕組まれた盗聴器は、数メートル四方の音を拾うと言われています。そのため、ごく近くに置いていなくても、6畳程度~10畳程度の部屋での会話は聴き取りが可能だと考えられます。

盗聴器の受信範囲

これらの小物に仕掛けられた盗聴器の音声を聞くのは当然電波が届く範囲なのですが、最近の盗聴器は小型で性能がいいため、10m以上離れていても受信できます。

なお、ボールペン型盗聴器などは小型のボイスレコーダーのようなもので、盗聴した人が持ち帰って証拠に使うケースが多いようです。

いつでもどこでも盗聴される可能性がある

ここまででご紹介したように、盗聴器にはさまざまな種類があります。仕掛けも実に巧妙なので油断はできません。

念のために盗聴器の確認を

見慣れないもの(時計や電卓、雑貨など)が部屋にあれば、「もしかして盗聴器?」と疑ってみるといいでしょう。

最近は性能のいい盗聴器発見機が手ごろな価格で販売されています。そういったものでチェックしておくと安心です。

出張先のホテルでも要チェック

出張や旅行先で宿泊するホテルに盗聴器が仕込まれていたというケースがあります。
特にやましいことをしていなくても、盗み聞きされるのはあまり気持ちのいいことではありません。

そんな場合も盗聴器発見機を持参して、部屋に入ってすぐにチェックすると安心です。もし発見機が反応したら、部屋を換えてもらいましょう。

自分専用のものを使うこと

ボールペンや電卓、パソコンのマウス、USBなどにも盗聴器が仕掛けられます。他人と共有したり、「これ使って」と貸してもらったりせずに、自分専用のものを使うようにすると盗聴をある程度は防げます。

盗聴器の種類~まとめ

盗聴器は無線式と有線式、録音式に分けられます。また、電源をどこで取るかによって、電池(バッテリー)式と寄生式(コンセントやUSBなど)があります。

盗聴器はコンセントに仕掛ける方法がよく知られていますが、現実には時計、電卓、ボールペン、カードなどあらゆるものの中に仕掛けることが可能です。

もし不安な場合は盗聴器を発見する機械でチェックしてみましょう。それでも盗聴の疑いがある場合は、プロに相談すると安心です。