エアコンクリーニングのお悩みを解決
このページで分かること
エアコンクリーニングは、業者にお願いしてやってもらうのが一般的かと思います。しかしわざわざ業者に依頼しなくても、やり方さえわかれば自分でできないことはありません。
ここでは、素人でもできるエアコンクリーニングの方法や注意点などについて解説していきます。
そもそもエアコンクリーニングを自分でやることに、どのようなメリットがあるのでしょうか?
エアコンクリーニングを専門業者にお願いしてやってもらうと、安いところでも8,000円程度はかかるでしょう。
大手の業者に依頼すれば、10,000円はかかるのが普通です。それに加えて出張費がかかったり、お掃除機能付きなど複雑な構造をしたエアコンであれば、追加料金が発生したりすることがあります。
しかし、業者に頼らず自分でエアコンクリーニングをすると、そのような費用を節約することができます。
エアコンクリーニングを業者に依頼すると、当然ですが業者の人が家に入らなければなりません。エアコンを壁に取り付けたままクリーニングしてもらう場合は、少なくとも1〜2時間程度は業者の人が家の中にいる状態になります。
気にならないという人はいいかもしれませんが、家の中に知らない人がいるとソワソワするという人は苦痛でしょう。お風呂場やベランダなど、普通は家族しか立ち入らないエリアを貸し出さなければならないという点も、気にする人は多いのではないのでしょうか?
エアコンを壁から取り外し、工場などに持ち帰ってクリーニングしてもらう完全分解の場合でも、取り外しと取り付け作業のために、短時間ですが業者の人を家の中に入れなければなりません。しかし自分でエアコンクリーニングを行えば、そのような心配はなくなります。
自分でエアコンクリーニングをすることは、メリットばかりではありません。デメリットも把握した上で、自分でやるのか、それとも業者にお願いするのかを決めたほうがいいでしょう。
素人が自分でエアコンクリーニングをすると、失敗する可能性があります。よくあるのが、自分でクリーニングしたエアコンを起動させると、中に残っていたカビが風とともにエアコンから出てくるというケースです。
この問題はエアコンクリーニングをした際に、カビを徹底的に除去しなかったことで起こります。自分でエアコンクリーニングをするのなら、隅から隅まできれいにしなければなりません。また、エアコンが故障してしまうケースもあります。
もちろんプロの業者にお願いしても故障することはあるのですが、素人がクリーニングすれば、その可能性はより高まってしまいます。特に洗浄液が電装部品にかかると、故障の原因になりやすいでしょう。
エアコンクリーニング業者は知識や技術があり、専門の道具も持っているので、1〜2時間程度で作業を終わらせることができるでしょう。
しかし、スキルも専用の道具も持っていない素人が行うエアコンクリーニングは、時間も手間もかかります。腕がつりそうになったり、なかなか終わりの見えない作業に気が滅入ったりすることもあるでしょう。
かと言って、中途半端なところで作業を終えてしまうと、前述したようにエアコンからカビが排出されるようになってしまいます。時間に余裕のない人や飽きっぽい性格の人など、作業を最後まで完璧にやり遂げる自信のない人は、最初から業者にお願いするのがおすすめです。
エアコン全体を自分でクリーニングするのは根気がいりますが、フィルター部分だけであれば素人でも簡単にクリーニングできます。ここでは、フィルターを掃除する手順をご説明します。
まずエアコンのカバーを開けます。左右にロックが付いている場合は、解除して開けましょう。
掃除機でフィルターに付着しているホコリを大体吸い込んだあと、フィルターを取り外します。
フィルターを外す前に掃除機をかけるのを忘れると、エアコン周辺にホコリをまき散らすことになってしまうので、注意しましょう。掃除機では細かいホコリまで吸引できないので、外すときは慎重に。
お風呂場にフィルターを持って行き、シャワーで洗い流します。水よりもぬるま湯がいいでしょう。表側から洗うと目詰まりを起こすことがあるため、最初は裏側からシャワーをかけると汚れが落ちやすいです。
シャワーだけで汚れが落ちない場合、洗剤や歯ブラシを使ってもかまいません。洗剤は食器用洗剤がベストですが、なければボディソープを使用してもいいでしょう。
フィルターの汚れがすべて落ちたら軽く拭き、ベランダなど日光がよく当たる場所に干しましょう。湿気があるとカビが生えやすいので、完全に乾かすようにしてください。
フィルターが完全に乾いたら、エアコンに元のように取り付け直します。これでクリーニング完了です。
エアコンのフィルター部分の掃除は比較的簡単ですが、それ以外の部分をセルフクリーニングするのは、かなり骨の折れる作業になります。しかしそれでも自分でやりたいという人のために、具体的な方法をご紹介します。
エアコンの洗浄スプレーには、フィン部分専用のものとファン部分専用のものがあります。フィン部分の洗浄スプレーはホームセンターに売っている可能性が高いですが、ファン部分の洗浄スプレーはホームセンターでは販売されていないかもしれません。
ホームセンターに売っていなければ、インターネットで購入するといいでしょう。もしくは、フィン用の洗浄スプレーで代用してもかまいません。ただファンの洗浄スプレーはフィン用よりも泡がもこもこと立ち、液だれしにくくなっているので、できれば購入しておくと便利です。
エアコンクリーニングに使用するブラシやスポンジは、できるだけ柔らかいものを選んでください。もし硬いブラシやスポンジを使用して傷が付くと、傷にカビが入り込んでしまう恐れがあります。
長年クリーニングをしていなかったエアコンには、たくさんのカビや汚れが蓄積されているはずです。必ず汚れてもいい格好で作業に臨みましょう。
汚水が腕を伝って流れてくるので、いらなくなったタオルやビニールを腕に巻いて輪ゴムで固定するなど、あらかじめガードしておくことをおすすめします。服が濡れるのをできるだけ防ぎたいという人は、捨ててもかまわないレインコートを着用しておくのもいいでしょう。
ゴム手袋やマスクも、忘れないように着用します。
自分でエアコンクリーニングをするときは、必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いてから作業に取り掛かりましょう。
コンセントを挿したまま作業に取り掛かると、誤ってエアコンを起動させてしまったり、感電事故を引き起こしたりする恐れがあります。コンセントがない場合は、ブレーカーを落としておいてください。
前面カバーやフィルター、吹き出し口の部品などを外していきましょう。ねじで止められている箇所は、ドライバーを使用して外します。
業者に依頼すると作業前にエアコン周辺を養生しますが、自分でクリーニングする場合も養生は必要です。面倒に感じるかもしれませんが、汚れが辺りに飛び散り、掃除をしなければならなくなるほうが面倒なはずです。
養生するには、エアコン周辺の壁をビニール袋で覆うといいです。床にはビニールシートを敷いておくと安心でしょう。隙間から汚水が漏れてしまわないよう、しっかりと養生してください。電装部品に水がかかると故障の原因になるので、そのあたりは特に入念に養生しましょう。
また安全のため、コンセントの穴も養生することを忘れないでください。そして上から垂れてくる汚水を受け止められるよう、下にバケツを置いておくのも忘れてはいけません。
ブラシが付いている掃除機をお持ちの場合、洗浄スプレーをかける前に、フィンの部分を掃除機のブラシで掃除することをおすすめします。ただ非常に脆い部分なので、掃除機にブラシが付いていないのなら、何もしないほうがいいでしょう。
フィン部分に、洗浄スプレーを5センチほど離した位置から噴射していきます。フィンはブラシで磨くことはできないので、洗浄スプレーでのみ洗浄することになります。たっぷりと噴射していきましょう。
洗浄液は外に出ていくので、心配する必要はありません。
ファン部分も掃除していきます。ファン部分はブラシで磨いても大丈夫です。洗浄スプレーを吹き付け、きれいに磨いていきましょう。この作業を中途半端にしてしまうと、浮き出たカビがエアコンの風とともに出てきてしまい、悲惨なことになります。
スプレーを噴射するとカビが除去できているのかどうか、なかなか見えにくいかもしれませんが、徹底的に隅々まで磨いていってください。ただし、傷がつかないよう優しく磨きましょう。完璧にきれいになったと思ったら、もう一度洗浄スプレーを噴射しておきます。
霧吹きに水を入れ、すすいでいきましょう。一気に洗い流せないので、根気のいる作業です。水が垂れるので、床や壁が汚れないように気をつけてください。
部品を元の通りにエアコンに取り付けていきましょう。そして、送風モードでエアコンを乾燥させます。乾燥したら、エアコンクリーニング完了です。
すべてのエアコンに送風モードが付いているわけではありません。ご自宅のエアコンに送風モードがない場合、冷房をつけて室温よりも高い温度に設定するといいでしょう。
室内の温度がエアコンの設定温度よりも低い場合、エアコンは室内が充分に冷えている状態だと判断し、自動的に送風モードに切り替わる仕組みになっています。
本当に送風モードになっているかどうかは、室外機を見れば確かめることができます。室外機が動いていなければ、送風モードになっていると判断できるでしょう。
エアコンは室外機と室内機の二つが揃って初めて機能します。室外機は屋外に置くことを前提として製造されているため、少しくらい汚れていても問題ありません。
ですが土埃などの汚れがあまり酷いと、動作が悪くなり、無駄な電気代が発生したり、突然故障したりしてしまいます。よって、できれば室外機も多少は手入れしておくことをおすすめします。
室内機をクリーニングする場合は完璧にきれいにしなければならないのですが、室外機は大まかにきれいにすれば充分でしょう。ここからは、室外機のクリーニング方法をご説明します。室外機の掃除をする場合も、エアコンのコンセントを抜くのを忘れないようにしましょう。
室外機の裏側部分に枯れ葉やホコリなどが溜まっていた場合、熱の排出が上手くできない可能性があります。掃除機やブラシなどで取り除いていきましょう。とてもデリケートな部分なので、やさしく取り除いてください。
室外機は外に設置されるものですから、雨には耐えられるような作りになっています。よって、上から弱い圧力の水ならかけてもかまいません。ただし、高圧洗浄機などは使用しないようにしましょう。水圧が強いと、故障の原因になります。
室外機の下側には、水抜き穴というものが付いています。この穴は、暖房を使用したときに発生する水を排出するためのものです。ここにゴミが詰まっていると室外機内部に水が溜まってしまうため、室外機が故障してしまう恐れがあります。
水抜き穴は忘れてしまいがちな部分ですが、クリーニングの際にはゴミが詰まっていないかどうか、チェックするようにしましょう。
室外機の表側、網状の部分ですが、葉っぱが挟まっていたり、目の前に障害物があったりしなければ、特に何もしなくていいでしょう。奥にゴミが入っていたとしても、棒などで無理に取ろうとしないでください。故障する恐れがあります。
目の前に障害物を置かず、風通しを良くするということに気をつけましょう。
ここまで、自分でエアコンクリーニングをする方法についてご紹介してきました。しかし、本当は自分でエアコンクリーニングをするよりも、業者に依頼することをおすすめしたいです。なぜなら自分でエアコンクリーニングをするのは、デメリットが大きすぎるからです。
中途半端にエアコンクリーニングをすれば、エアコンをつけるたびにカビが部屋に舞うようになる可能性があります。もっと酷いケースだと、エアコンが故障してしまい、買い換える羽目になってしまうかもしれません。
エアコンクリーニングに失敗すれば、結局は業者に依頼しなければならなくなりますし、買い替えとなるとエアコンクリーニングに依頼するよりも、もっと大きな費用が必要となります。「最初から業者にお願いするんだった…」と後悔してしまうでしょう。
節約のつもりでセルフエアコンクリーニングをしたのに、このような事態になっては元も子もありません。絶対に完璧にできるという自信があるわけでないのなら、エアコンクリーニングは業者にお願いしたほうが安心でしょう。